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岩屋堂石仏【いわやどうせきぶつ】

[2015年8月10日]

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岩屋堂石仏

 本尊聖観音石像の法量は、仏身36cm、蓮台12cm、向背6cmで計54cmの高さである。顔立ち、細い両手、胸腹部の細さ、小さな足など、古い時代の要素をもっているが、蓮台の蓮華に特徴があって、鎌倉末期の制作と推定される。しかし御胸腹部の細いところから、藤原後期説をとなえる学者もいる。
 岩屋堂小祠の左側に安置されている32躰および岩屋堂脇の小谷の上の小祠にある1躰の観音石像は、延宝7(1679)年、常声寺の寿門和尚と雄郭比丘が発願建立したものである。千手観音15躰、如意輪観音6躰、聖観音5躰、十一面観音3躰、馬頭観音2躰、不空羂索観音1躰、准胝観音1躰で、西国33ヶ所の本尊をほぼ模して制作されたものである。1躰の法量は約63cmで、極めてもろい砂岩であるが、堂内にあるため仏身に損傷はない。
 また、小祠の前に地蔵尊石像が1躰あり、これは宝永4(1707)年の津波供養のものである。

 

岩屋堂の石仏

 

岩屋堂の石仏の概要

指定区分

市指定

指定種別

民俗文化財(有形)

指定登録日

昭和46(1971)年12月16

所在地

尾鷲市南浦

所有者

常聲寺

一口メモ

西国33カ所観音

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