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尾鷲わっぱ製作技術【おわせわっぱせいさくぎじゅつ】

[2015年8月10日]

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尾鷲わっぱ製作技術

 「尾鷲わっぱ」の製作起源は不明であるが、江戸初期尾鷲林業の振興とともに山林従業者が急増し、これらの人々の食器として木製曲げ物(わっぱ)が既に使用されていた。同じころカツオ漁が盛んになり、漁師らも専ら食器に「わっぱ」を愛用した。
 わっぱの製作工程は、素性のよいヒノキ材を板に割り、水に浸けておき柔らかくしてから曲げる。桜の皮で継ぎ目を閉じ、漆を5回ほど塗る。純粋な漆はヒノキ材によく浸み、決して剥げることはない。製作は入念に行われ、45行程を経て完成する。
 三代目世古昭次氏の祖父 熊市氏は、江戸期からの「わっぱ屋」である「ぬしや」の養子となったが、やがて分家して「ぬし熊」を創設した。昭次氏は、この道一筋に「尾鷲わっぱ」の伝統を守り、そのうえ幾多の研究改良を加え、立派な工芸品としての「尾鷲わっぱ」を完成した。また、昭和49(1974)年全国木の民具展ほか数々の展覧会に出品し、数々の賞状に輝いている。
 現在、尾鷲市内の「わっぱ屋」は「ぬし熊」のみであり、昭次氏が現役を退いた後は、息子である世古効史氏(平成25年8月26日市無形文化財に指定)が4代目を務めている。

 

尾鷲わっぱ制作技術

 

尾鷲わっぱ制作技術の概要

指定区分

市指定

指定種別

無形文化財(工技)

指定登録日

昭和52(1977)年9月8

所在地

尾鷲市北浦町

所有者

世古昭次

一口メモ

わっぱ製作の技術保持者

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