尾鷲女子旅 ー馬越峠編ー
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馬越峠を歩いてきました!
尾鷲市にある世界遺産熊野古道(正式名称:紀伊山地の霊場と参詣道)四峠の中で、最も北にあるのが、馬越峠です。
尾鷲市と紀北町の境となる峠を越える道で、多くのパンフレットや特集記事にもなった石畳が特徴的な古道です。
今回は、この「馬越峠」を歩いてきました!
登り始め、尾鷲ヒノキの間に作られた石畳を歩いていきます。
木漏れ日がいい雰囲気を出してくれます。
熊野古道の各峠には100mごとに目印があります。これを見ながら登るとわかりやすいです。
このようなまっすぐ伸びる石畳が数多くあり、登るたびに次から次へとインスタ映えスポットが現れます。
途中には、「夜泣き地蔵」があります。
地元の方々が子供の夜泣き封じを祈ったことから、こう呼ばれるようになったと言われています。
今でもその名残でほ乳瓶が供えられています。
途中で、沢がちらほらあります。
馬越峠は、綺麗なヒノキ林と石畳はもちろんですが、沢の流れを感じながら歩くことができることも特徴だと思います。
ヒノキ林を抜けると、少し日の当たる石畳があります。
ここでは、先程までの石畳と違う表情が見ることができます。
ただ、そろそろ足に疲労が来ます。
途中林道と交差する場所があります。
ここからの景色もなかなか絶景です。
少し休憩して、峠を目指します。
ここからは、少し緩やかな道になります。
シダに囲まれた道を抜け峠を目指します。
もう少しで到着です。
登り始めて1時間ちょっとで馬越峠へ到着しました。
危険な個所もなく、登りやすい道でした。
ここからは、多くの分岐があります。
「象の背」で有名な便石山へ向かう道、尾鷲市へ降りる道、天狗倉山へ登る道があります。
このまま尾鷲側へ降りるのもいいですが、せっかくここまで来たので、まず天狗倉山を目指します。
ただ、ここからは一気に険しさが増します。
歩き始めてすぐに、思わず「嘘でしょ…」というような登りが待っています。
一気に登るのはなかなか困難です。
休憩を挟みつつひたすら登ります。
途中、北側と南側のルートの分岐があります。
今回は北側を通ります。
ちなみに南側は尾鷲を一望できる景色が楽しめます。
北側を通ると、天狗倉山の象徴の大岩を見上げることができます。
登るたびに思いますが、どのようにこの大岩ができたのか不思議です。
そして、今にも落ちてきそう。
ちなみに、天気がいい日は志摩市まで見渡せる絶景ポイント「オチョボ岩」は、ここからさらに奥へ歩いたところになります。
そして、ついに到着!
頂上からは、尾鷲市が一望できます。
疲れますが、この景色を見ると、その疲れも心地いいものに変わります。
最近、改修された方位盤もあります。
ちなみに、頂上の大岩には登ることができます。
頂上からは、紀北町側も尾鷲市側も見ることができます。
紀北町側
尾鷲市側
頂上にも祠があります。
ここからも磐座信仰があったことがわかります。
頂上からの下り道。足はガクガクです。
そして、道は急な下りなので、枝を掴みつつ、慎重に慎重に下ります。
下る途中、「桜地蔵」があります。
かつて、このお地蔵さんの回りは、尾鷲の桜の名所だったことからこう呼ばれているそうです。
また、この祠の前に水が流れていることから、「水飲み地蔵」とも呼ばれているそうです。
馬越公園に到着!
頂上の天狗倉山を含め、3時間ほどかかりました。
ゴール地点の馬越公園は春は桜の名所として知られています。
春にもぜひ来てみたいスポットです。
ちなみに、馬越峠を歩く際は、地元の方が作った杖をご利用いただけます。
馬越峠は、石畳、ヒノキ林、シダの道などすごく表情豊かで、楽しみながら歩ける道でした。
また、すごく整備されていて、歩きやすい道だなとも思いました。
そして、天狗倉山までの道のりはハードでしたが、頂上からの絶景を見ると、歩いた甲斐があったなと思えました。
この感覚は山歩きをしないと味わえません。
みなさまも一度歩いてみてはいかがでしょうか。
今回のルート
ちょっと寄り道スポット
・尾鷲神社
天下の奇祭ヤーヤ祭りでつとに知られ、尾鷲七郷の総鎮守(氏神様)として親しまれています。また、伊勢信仰や熊野信仰とも関係の深い歴史ある古宮です。
・お魚いちばおとと
尾鷲市の水産加工会社「尾鷲物産」が経営する地場産品直売所です。 鮮度抜群の魚介類が自慢で、 店内にはカフェテリア形式の食堂もあり食べることもできます。
・夢古道おわせ
海洋深層水のお風呂と、地域に根差した食べごろの魚介類を提供する海鮮レストラン・イサバヤが人気の施設。地元産品も多数取り扱う。
・おわせ港まつり
昭和25年から続く尾鷲の夏の一大イベント。
毎年8月第一週目の土曜日に、海上花火大会を中心に尾鷲の港を使ったイベントが行われます。
・ヤーヤ祭り
毎年2月1日から5日にかけて行われるこの祭りは、尾鷲市の冬の風物詩となっています。中でも練りと呼ばれる各町同士のぶつかり合いは迫力満点です。
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