尾鷲女子旅 ー八鬼山編ー
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八鬼山を歩いてきました!

熊野古道は、古くより「伊勢へ7度、熊野へ3度」といわれるように、伊勢神宮と熊野三山を結ぶ信仰と、人々の生活に欠かせない重要な道でした。その中でも八鬼山は西国一の難所ともいわれ、道中には巡礼供養碑も多く見られます。
今回は、この「八鬼山」を歩いてきました!

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数字からも道のりの厳しさがうかがえます。
八鬼山を越えた先にはなにが見えるでしょうか。

気合をいれて、歩きだします!

行き倒れ巡礼供養碑について
西国三十三ヵ所巡礼の旅に出る人は、心や身体に悩み・病がある人が多かったそうです。
村人たちは八鬼山越えの最中に容体が悪くなった旅人を看病し、志半ばで倒れた人がいれば地元の負担で手厚く供養しました。それほど厳しい道ですが、当時の人々が信仰心を持って歩んでいた様子がうかがえます。

八鬼山の石畳も見事ですが、その中にひとつ「ゴトゴトッ」と音の鳴る石を発見しました。思わず上に乗ってジャンプ!

歩みを進めると、少し開けた場所にでます。
ここは籠立て場といわれ、紀州徳川藩主や幕府の偉い方々が視察来た際に、籠を止めて休憩した場所です。
見上げた先には・・・

樹齢300年のヒノキ! 立派です。
旅人やお殿様、現在にいたるまでたくさんの人々が行き交うのを見守ってきたことでしょう。

林道交差点まできました。
ここから先はどんどん険しくなっていきます。
毎年11月に行われているおわせ海・山ツーデーウォークでは、ここで尾鷲のお菓子などおもてなしをしています。
(今年のツーデーウォークの詳細はこのページの関連イベント一覧から)

たくさんの町石に見守られ進んでいくと、最大の難所「七曲り」が現れます。もっとも勾配がきつく、石畳の急坂が続きます。

踏ん張りどころですー!

ここが踏ん張りどころ!
苔むした石畳をあたたかい光が照らす中、
ゆっくりゆっくり難所を越えていきます。

難所を越え、目についたベンチに座り込みます。
ストレッチ必須です!

歩みを進めると蓮華石と烏帽子石が見えてきました!
無数の巨石が鎮座する八鬼山の中でもシンボル的な存在です。この二つが見えれば、九木峠までもう一息です。

九木峠です。九鬼水軍発祥の地、九鬼町へとつなぐ道と美しい海水浴場を有する三木里町へとつながる道に分かれます。鉄道開通までは生活道路として、この八鬼山が重宝されていた様子がうかがえます。

九木峠を抜けると、次に見えるは八鬼山荒神堂です。地元有志によって令和元年に再建されました。この日も落慶法要に向け、地元の皆さんが作業をされていました。現在は生まれ変わった姿が見れます。八鬼山に訪れた際はぜひお立ち寄りください!

お!山頂への道を発見!

じゃーん!八鬼山山頂です!
七曲りを越えることができた達成感。記念に一枚。

山頂の横道を進み、さくらの森エリアに寄り道です。絶景が見えるポイントとして有名ですが、どんな景色が広がるのでしょうか。

見えた景色が、、、こちらです!
北に志摩半島、南には紀伊の山並が見渡せます。
伊勢路でも屈指の絶景ポイントとして知られます。

さて、さくらの森広場で景色に癒されながら昼食をとり、小休憩。回復したら目指すは三木里です。
写真右手に写っているのは十五郎茶屋です。ここまでくればもう一息!

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長い道のりでした。。
せっかくなので三木里の海を眺めに行ってみましょう!

海ー!この日は雲一つない晴天に恵まれたので、海も空も真っ青でした。熊野古道の木々も美しい深緑ですが、三木里の海も癒し効果抜群です。

さて八鬼山越えも達成し、念願の尾鷲市内の熊野古道を全踏破しました!!
伊勢と熊野三山をつなぐ熊野古道伊勢路ですが、尾鷲は海にも恵まれた土地なので、海山両方を満喫することができますよ。癒しの道を歩き、程よく疲れた体でおいしい海の幸を堪能する。。おすすめの尾鷲旅です!
そして実は熊野古道にはインスタに映えるようなスポットがたくさんあることを私自身実感しました。
初めての熊野古道、わからないことがあれば尾鷲市商工観光課(0597-23-8223)や尾鷲観光物産協会(0597-23-8261)までお問合せください!

今回のルート


ちょっと寄り道スポット
・三木里ビーチ
遠浅の約1kmあまりの真っ白な砂浜の海水浴場。後ろには紀伊の吉宗公が植えさせたという松林が連なっています。
夏場はキャンパーや海水浴客が多く訪れ、シーカヤックなども体験できます。
・アクアステーション
中京圏唯一の海洋深層水の分水施設。地元民にとっては分水施設に留まらない親しみ易い交流の場として利用されています。また、定期的にイベントも行われています。

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