「おわせ工芸・木工振興会」について
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木工芸品の製作者のご紹介
尾鷲市で生産されるヒノキは、「尾鷲ヒノキ」の産地として知られており、林業が盛んな地域であります。また、この地域は、人工林の日本三大美林の一つとされており、造林の歴史も古く約400年前から行われ、これらの地域独自の林業システムが認められ「急峻な地形と日本有数の多雨が生み出す尾鷲ヒノキ林業」として、平成29年に日本農業遺産に認定されました。この地域では、世界遺産「熊野古道・伊勢路」が通っており、熊野古道の石畳の両側に林立するヒノキ林が、この地域独自のランドスケープを形成し、石畳とヒノキ林との美しい景観となっています。
このように林業が盛んな地域であることから、歴史のある工芸品の製作者や新鋭の木工製品の製作者まで、製作に携わっている方が数多くいます。そこで、この地域で製作されている木工芸品を多くの方に知っていただきたいとの想いから、「おわせ工芸・木工振興会」を設立しましたので、会員の製作者をご紹介します。
○えびすや
平成28年度三重県文化新人賞、2017年おもてなしセレクションを受賞され、木工アーティストとして活躍しています。
使いやすさやかわいらしさ、安心・安全にこだわり、手作業からレーザー加工まで幅広い作品を制作しています。
「えびすや」ホームページはこちら(別ウインドウで開く)です。
「えびすや」製品
○家具工房kigumi
「尾鷲ヒノキ」だけでなく、広葉樹などいろいろな木材も使用して製作している家具工房。
オーダーメイドの家具や木工雑貨を製造、販売しています。
木製食器、時計、子ども用の木製おもちゃなど大人から子供まで受け入れられる製品を制作しています。
「家具工房kigumi」製品
○田原屋
「尾鷲ヒノキ」のカンナ屑を利用し、コサージュなどいろいろと製作しています。特に「尾鷲ヒノキのたわし」は、環境に優しい製品として大変人気です。
平成14年に第12回ホビー大賞「文部科学大臣賞」及び三重県文化新人賞を受賞しました。
「田原屋」製品
○四代目鹿峰 ぬし熊
創業時から受け継がれてきた伝統技法「尾鷲わっぱ」は、現在4代目の手により全四十五工程を経て漆器として仕上げられており、「尾鷲ヒノキ」の特徴を生かして製作されています。
平成16年には、三重県指定伝統工芸品に認定され、尾鷲市でも無形文化財として認定されています。
「ぬし熊」ホームページはこちら(別ウインドウで開く)です。
「四代目鹿峰 ぬし熊」製品
○山本木工
「尾鷲ヒノキ」を使った木工製作を始めて50年以上経つ老舗の木工屋です。
長年にわたり培った技術により製作されたまな板は、汚れが浸み込まないので、表面が汚れたらカンナで削れば新品同様となることから、大変好評です。
「山本木工」製品
○悠祥
宮大工として大工道具を手に全国各地を渡り腕を磨き、主に大工としての傍ら机などの家具を製作しています。
宮大工として技術を生かした家具は、細部まで気を配ったものとなっており、大変好評です。
「悠祥」製品