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    尾鷲市港まちづくりビジョン〔政策調整課〕

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    尾鷲市港まちづくりビジョン

     尾鷲港は三重県東紀州地域の沿岸中央に位置し、リアス海岸による天然の良港として発展した重要港湾です。 

     背後には、吉野熊野国立公園大台ヶ原を有する紀伊山地を、前面には太平洋に広がる有数の漁場を有し、古くから木材及び水産物の集積地として重要な役割を果たしてきました。昭和37年には、尾鷲港に隣接する形で中部電力尾鷲三田火力発電所や関連石油精製所が立地し、昭和41年3月には、開港指定を受け、昭和42年6月には、重要港湾に指定されました。

     しかしながら、中部電力尾鷲三田火力発電所の事業縮小により、取扱量は減少し、貿易船の出入港数や輸出入額の条件を満たせないこととなり、平成29年1月には、昭和41年から続いた開港指定が取り消されることとなりました。その後、平成30年には中部電力尾鷲三田火力発電所が正式に事業を廃止することとなり、尾鷲港に隣接する発電所と関連施設用地の施設撤去が始まりました。

     このような状況のなか、本市では中中部電力尾鷲三田火力発電所の63万4千平方メートルの広大な跡地を活用することで、「雇用の創出」と「集客交流人口の増加」を図り、人々が集い活気あふれる「ふるさと尾鷲」を目指し、中部電力や尾鷲商工会議所と連携する中で、「おわせSEAモデル協議会」を立ち上げ、地域にある資源・資産を活用しながら、循環型社会を構築し、本市の経済が持続的に発展していくための取り組みを進めています。 

     このように尾鷲港を取り巻く環境が近年大きく変化していることから、背後地を含めた尾鷲港の利活用のあり方を「漁業」、「物流」、「観光」、「防災」という4つの視点から見つめ直し、現状や関係者によるヒアリングで得られた課題などから、今後の中長期的な港を中心としたまちづくりについての方向性を示し、尾鷲港の持続的な発展に繋げることを目的として、「尾鷲市港まちづくりビジョン」を策定しました。

    尾鷲市港まちづくりビジョン

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