料理研究家　宮内　祥子　さん

　2012年7月1日よりおわせ観光大使に就任された宮内祥子さんは、（株）ユーロスパ ジャポン 代表取締役社長であり、Jasmin's Kitchen＆魚食倶楽部を主宰されています。

　宮内さんは、フランスやスペイン、イタリア、ドイツ、北欧、トルコ、エジプトなど、ヨーロッパや中東各国の料理学校やホームステイ先の家庭などで、伝統、地方料理・菓子・チーズ・テーブルコーディネートを学ばれました。

　帰国後、調理師専門学校講師、料理教室や企業の商品開発に携わり、さらには「あるある大事典」、「世界のチーズ」等のＴＶ番組にも出演され、マスメディアでも活躍されているほか、『厳選チーズ手帖』や『チーズの本』等の書籍も出版されています。

　現在は「Jasmin's Kitchen＆魚食倶楽部」を主宰され、水族館をはじめ様々な場所で魚料理の普及に努めておられます。

　また、築地から移転した中央卸売場・豊洲市場に国内外の水産関係者や日本の市場に興味を持たれている方々の案内を引き受け、日本の市場の魅力を発信されています。

「この仕事を通じて、尾鷲の伝統料理「さんま寿司」と尾鷲で出会いました。

　尾鷲の方に教えていただいたことで、サンマを飼育していた「アクアマリンふくしま」で、3.11の震災後、福島の子供たちと一緒に尾鷲のさんま寿司作り体験講座を開催しました。

　福島の方々にはさんまの押し寿司は珍しかったようですが、尾鷲スタイルのさんまの押し寿司を美味しいと言ってもらえたことが、とても嬉しく思い出深いものとなっています。」

「釣りが趣味です。尾鷲で磯釣りを体験し、賞を獲りたいと思っています！」

You never miss the water till the well runs dry

（井戸が枯れるまで水のありがたさはわからない）

「尾鷲漁港の魚市場はとにかく魚種が豊富！さらに魚が美しく元気！

　尾鷲漁港で「ミドリフサアンコウ」と出会ったことがきっかけで、魚の魅力にハマりました！

　尾鷲の食べ物はおいしいものばかりです！

　中でも特に好きな食べ物は…
　・尾鷲で夏に釣れた「メイチダイ」！！のお寿司！
　　築地、豊洲でも高価な魚。毎夏、１度は必ず食べたいメイチダイ！

　・尾鷲の須賀利で食べた「黒砂糖ごはんのおにぎり」！
　　衝撃的な出会いでした。すっかりハマりました！

　・尾鷲の友人が作って食べさせてくれた「タカアシガニのクリームコロッケ」！
　　忘れられない味です。

　・尾鷲の「さんま寿司」！
　　尾鷲のお母さん的存在、松井さんに教わりました。

　・尾鷲のカラスミ！

「熊野古道を歩き、天狗倉山の岩に登って見渡せる尾鷲の街、海、本当に大好きです。

　尾鷲漁港に水揚げされる豊富な魚種には驚くばかり。

　尾鷲は本当に魅力的な街です！

　今年こそは尾鷲を再び訪問し、釣りがしたいと思っています！」

大学卒業後フランスに料理留学。

ヨーロッパ・北欧各地をホームステイしながら、各国の家庭・地方料理、チーズ、ワインを学ぶ。

帰国後、料理教室を主宰。

NHK衛星放送でチーズ番組を企画・出演。

調理師専門学校でチーズ講座担当。

世界文化社刊「厳選チーズ手帖」を出版。

築地市場にほぼ毎日通い魚を厳選する。

中でも特に珍しい魚、未利用魚の魅力を365日発信。

プロ、消費者、ダイバー向け料理教室をはじめ各地で魚料理講座を開催。

現在は、大分県「大分しいたけ食の伝道師」、千葉県勝浦漁協「相談役」。