尾鷲市の概要
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概要

尾鷲市は三重県南部、東紀州地域の中央に位置し、北は北牟婁郡紀北町、南は熊野市、西は大台山系を境に奈良県に接し、東は太平洋(熊野灘)に臨むリアス式海岸の入り江の奥にある風光明媚な地域です。
太平洋沖合に流れる黒潮により、年間を通じて暖かく湿った空気が流れ込むことで、温暖多雨な気候となっており、全国的にも降水量が多いことで有名です。これは、「尾鷲の雨は下から降る」と言われるように、一度に多くの雨が降るためであり、その雨粒の大きさは飴玉にもたとえられます。その様から尾鷲に雨のイメージを持たれる方も多いですが、日照時間は、全国平均値とほぼ同じであり、一度に多くの雨が降る分、晴れの日も多く、晴れた日には海風に吹かれる爽やかな一日を楽しむことができます。
市の東側に位置する沿岸部は、変化に富んだリアス式海岸となっており、その入り組んだ海岸線の総延長は南北の直線距離の5倍以上となる約100㎞に達し、その沿岸部に点在する集落の浦々には、天然の良港が形成されています。
また、それら海・山の豊かで美しい自然環境に支えられ、一次産業や歴史・文化資源が発展・継承され、ブリやマダイをはじめとする豊かな海の幸や日本農業遺産第1号に認定された「尾鷲ヒノキ」などの特産品、いにしえより「熊野詣で」「伊勢詣で」などで旅人が往来した熊野古道は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されるなど、多くの観光資源や魅力を有しています。
こうした豊かな自然、歴史文化を地域の資源として活用するなかで、「住みたいまち 住み続けたいまち おわせ」を目指してまちづくりを推進しています。

人口・地勢・気候など
- 市制施行
昭和29年6月20日 北牟婁郡尾鷲町、須賀利村、九鬼村、南牟婁郡北輪内村、南輪内村が合併
※尾鷲市の歴史については、こちらの「尾鷲市の歩み」のページをご覧ください。 - 人口
16,252人(男:7,562人 女:8,690人) 世帯数8,153世帯(令和2年国勢調査) - 面積
192.71平方キロメートル(平成26年10月1日現在) - 広がり
東西21km、南北19km - 地勢
総面積の90%が山林で覆われ、沿岸部には変化に富んだリアス式海岸が形成されています。平坦地が極めて少なく集落は湾奥に位置しています。 - 気候
黒潮の流れる熊野灘に面し、背後が三方高い山に囲まれていることから、全国有数の多雨地帯であり、年間降水量は約4,000mmを記録しています。 - 国際交流
カナダ・プリンスルパート市と姉妹都市提携
中国大連市金州区と友好都市提携

市民憲章
尾鷲市は、熊野灘に面し、紺碧の海、緑深い山々に囲まれ、海の幸、山の幸にめぐまれた伝統ある産業と文化の都市です。
わたくしたちはこのふるさとに誇りをもち、みんなの力で、豊かな未来を築くため、ここに市民憲章を定めます。
1.郷土を愛し、清潔でみどり豊かなまちをつくりましょう。
1.人と人とのつながりを大切にし、思いやりのある住みよいまちをつくりましょう。
1.未来を担う子らを健やかに育て、夢を希望あふれるまちをつくりましょう。
1.伝統を生かし、文化の香り高いまちをつくりましょう。
1.産業を育て、活気あふれるまちをつくりましょう。

市のシンボル

市章
「オ」と「鷲」を図案化したもの。
5つの部分は合併した5町村(北牟婁郡尾鷲町、須賀利村、九鬼村、南牟婁郡北輪内村、南輪内村)を表し、大空にはばたく大鷲は市運の上昇・飛躍・発展を意味し全体の円は円満和合の相を示しています。

市の花
ヤブツバキ
主に沿岸部に自生する。
濃緑に赤い花は、南国的である。

市の木
ヒノキ
檜の育成や製材技術は、尾鷲市伝統産業である。

市の鳥
アオサギ
尾鷲湾内の佐波留島で生息。
青鷺の繁殖は、尾鷲の海の豊かさ、きれいさの象徴である。

市の魚
ブリ
尾鷲地方は、鰤の三大漁場の一つであり、また鰤は出世魚の代表である。