11月
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11月 やのはまっ子
令和5年度後期児童会役員決まる‼~「選ばれた責任」と「選んだ責任」
10月25日(水)の1限目に、令和5年度後期児童会役員選挙の立会演説会が行われました。全校児童が集う中、選挙管理委員が中心となり会を進行。立候補者はみんな緊張した面持ちで、「いかによい矢浜小学校を創り上げていくのか」について自分の思いを熱く語りました。
今回の選挙は定数6名のところに6年生6名の立候補ということで、4年生以上の児童による信任投票が行われ、6名全員が信任・当選となりました。いよいよ今年度も前半戦が終了し、学校生活も折り返し点を回りました。6年生の小学校生活もあと5か月。後期の6名の役員の人たちには、ぜひ以下の3点をふまえて頑張ってほしいものです。
- 最上級生としてのあり方・スタンスを5年生にしっかりと伝える。
- 児童会活動のよい成果は、しっかりと継続させ、より充実させる。
- 課題があるなら、何が原因かをしっかりと考えさせ、改善していく。
「PDCAサイクルが大切」とよく言われます。選ばれた6名のリーダーの人たちは、Plan(綿密な計画),Do(計画に沿った実行),Check(反省と確認),Action(充実・改善に向けてのとりくみ)の4つを常に意識して、児童会活動をより活性化させ、後輩たちへとつないでいってほしいと思います。
また、当選した人たちにも投票した人たちにもしっかり考えてもらいたいことは、「選ばれた責任」と「選んだ責任」ということです。選ばれた6名のみなさんは、まさしく46名の矢浜小学校全児童の代表です。さまざまな行事や活動の際に率先してがんばることはもちろんですが、日頃の学習への取り組みや生活態度にもリーダーとして高いレベルが求められます。また投票した他の人たちも、リーダーとして役員を選んだ以上、自分勝手はせずに、役員の人たちにすすんで協力していかなければなりません。
6名の役員と40名の児童が「チーム矢浜小」として、よりよい学校づくりに一致団結していくことを心から期待したいと思います。
令和5年度後期児童会役員
- 平 結愛さん
- 伊藤 翔護さん
- 東 蔵之介さん
- 村島ゆきなさん
- 野田 絢女さん
- 直江 政宗さん
読書の秋~2つの「読み聞かせ会」
10月24日(火)~25日(水)、図書委員会が主催となって、本校の図書ボランティアである澤田 美裕子さんと野田 悦子さんにご来校頂き、低学年(1~3年生と高学年(4~5年生)それぞれを対象とした絵本の読み聞かせ会を、15分休みに図書室で開催いたしました。
澤田さんは、24日に低学年を対象として「おむすびころりん」を、野田さんは、25日に高学年を対象として「あめふりうります」を感情豊かにお話しくださり、児童たちも食い入るような眼差しで興味津々に聴いていました。
「読書」の大切さについては、これまでも学校だよりで何度か書かせていただきましたが、今回のような「読み聞かせ」の場合、「本に親しむ」ということ以外に、「聞く(聴く)」ことの大切さを児童たちにわかってもらいたい…というねらいもあります。
「人の話をしっかりと聞く(聴く)」ということは、人間の社会生活の中で一番基本となることです。そして学習においても、思考力・判断力・表現力・発表力の前提となるのが「聞く」ことと「読む」ことなのです。
学力の向上のために「言語活動の充実」を!…とよく言われますが、
難しいことはさておき、まずは「人の話をしっかりと聞く」、「本を読み活字に親しむ」といったかんたんなことから、ご家庭でも習慣づけを図っていってもらえれば…と思います。
そして、11月1日(水)のお昼休みには、これも図書委員会の主催で、「リーディングバディ読み聞かせ会」が体育館で開催されました。これは、低学年(1~3年生)の児童と高学年(4~5年生)の児童が、それぞれ1人対1人ないし2人でバディ(ペア)を組み、高学年が低学年に絵本の読み聞かせを行う…というものです。
全校児童が体育館のあちこちに分かれて、小さな低学年の子どもたちが、おねえさん・おにいさんに優しく(時にはぎごちなく?)絵本を読んでもらっている光景は、見ていて本当に微笑ましくもあり、「いい取り組みだなあ…」と心から思えた瞬間でもありました。
「本に親しむ」、「人の話を聞く(聴く)態度を養う」、「活字を読む力を高める」ということ以外に、これも何度も学校だよりで紹介してきたことですが、このような低学年と高学年の交流・体験的な活動には、
(1)低学年の「自己肯定感」を高める。
(2)高学年の「自己有用感」を高める。
というとても大切な教育的効果があります。
「他者から優しく大切に扱われる」、「他者のために自分にできることを一生懸命取り組む」ことが、「自分に自信を持ち、自分を好きになる」、「他者の良いところを知り、その違いを認める」ことにつながり、自立した人間として、他者と共によりよく生きる力の醸成へと発展していきます。
どんな教育活動を行うにせよ、常に意識的にそのような場面を設定していくことの大切さを感じます。