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尾鷲わんぱく子育てガイド

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あしあと

    11月

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:21071

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    やのはまっ子 尾鷲市立矢浜小学校 学校通信

    より良い授業をめざして~第3回校内授業研究会~

     11月15日(水)の5限目、今年度3回目となる職員研修としての校内授業研究会が6年生教室で行われました。内容は理科の「電気と私たちのくらし」で、授業のめあて(目標)は「電気をむだなく使うために、電気製品にはどのようなプログラミングがされているかを知ろう」。三重県教育委員会からも、紀州教育支援事務所の南 圭輝指導主事を招聘し、全教員が6年生担任の森下 裕介教諭の授業を参観して、事後の検討会では本授業についての活発な協議を行いました。

     今回の授業は、6年生・理科の教科指導に「プログラミング教育」の要素を取り入れた、かなり斬新なものです。授業の展開の中で森下教諭は、児童たちにも馴染みのある「ガーデンライト」の実物を教材として披露し、さらに「ICTの活用」という意味で、「Edu Townプログラミング」というネット上のプログラミング教育サイトを利用して、実際に児童たちにプログラミングの体験をさせていました。これらの創意工夫ある授業を通して、児童たちは、ガーデンライトが暗くなったら点灯するという動作を機械に指示することを「プログラム」といい、このプログラムを作ることを「プログラミング」ということを、しっかりと理解できたように思います。何より、45分間集中を途切れさせることなく、目を輝かしながら最後まで意欲的に、仲間と協働して授業に取り組む児童たちの姿が、私にはとても印象的であり、何よりも嬉しく感じたものでした。

     本校では本年度、「自ら進んで学び、考え、表現できる子どもの育成」をテーマに、校内の授業研修を進めています。全担任が綿密な学習指導案を立案し、1年に1回必ず公開授業を行って「授業力の向上」を図っています。本校は、「男女や学年の枠にとらわれることなく仲が良い」、「地域・保護者の方々との連携が強く、地域を舞台・題材とした教育活動が充実している」といった小規模校ならではの良さもありますが、一方で「固定化された人間関係や安定した日常生活の中、自ら考え行動したり、課題を解決したり、進んで自己表現をする力がやや弱い」といった課題もあります。そしてそれは、児童たちの学校生活の大半を占める授業においても同じことが言えます。児童たちの主体性を呼び起こす資料や教材を教師が真剣に研究・作成し、能動的なペアやグループでの学びを意図的に取り入れ、「個別最適な学び」、「協働的な学び」を充実させるためにタブレット端末等のICT機器を積極的に活用する。それらを通じて、誰一人取りこぼすことのない「『わかる』、『規律ある』、『すべての子どもたちが参加・活躍できる』授業」を、これからも「見合う・学び合う・支え合う」といった校内研修を通じて、全教員で追及していきたいと思います。

    「人権」の秋~秋の授業参観会

     11月21日(火)、秋の授業参観会を実施し、たくさんの保護者の方々にご来校いただきました。
     三重県では、1990年(平成2年)に全国に先がけて「人権県宣言」が県議会で決議され これを契機に毎年11月11日から「国際人権デー」の12月10日までの1か月間を「差別をなくす強調月間」として、人権が尊重される社会の実現をめざし、人権意識の高揚に向けた啓発活動などが展開されています。
     それらもふまえて本校では、例年この秋の授業参観で、全学年とも「人権をテーマとした授業」を実施しています。今年度も、1年生は「自分の気もち,みんなの気もち」、2年生と4~5年生は、尾鷲総合病院・助産婦の川崎 美紀さんと市福祉保健課の石倉 佳奈さんをお招きしての「いのちの教室」(2年生は、担任による「どうしようかな!?(自分の気もちのつたえ方)」の授業も行いました)、3年生は「実はこれ、ぜんぶ自分なんです!(いろいろな「自分」を考えてみよう)」、6年生は「子どもの権利を知ろう」といった題材・内容で、人権をテーマにした授業を行いました。

     また、11月16日(木)には、「ピンクシャツデー」の取組を全校児童で実施しました。「ピンクシャツ運動」とは、2007年、カナダのある中学校で、ピンク色のポロシャツを着て登校したある男子生徒が友人からいじめを受けた…という出来事に端を発します。その出来事を聞いた2人の上級生が「いじめなんてもううんざりだ!」と、掲示板やメール等を通じてクラスメートたちに「明日、一緒に学校でピンクシャツを着よう」と呼びかけ、それに賛同した大勢の生徒たちが、翌日ピンクのシャツやピンク色のリストバンドやリボンなどの小物を身につけて登校してきました。生徒たちはいじめに対して、言葉や暴力ではなく行動で意思表示をしようと立ち上がったのです。この出来事は瞬く間に全世界に広がり、「いじめ撲滅」の象徴的な運動として各国・各地で実施されています。

     「小学校学習指導要領」では、学校に求められるものとして、その前文で「一人ひとりの児童が,自分のよさや可能性を認識するとともにあらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるようにする」ことが掲げられています。
     何度も繰り返し書いてきましたが、人権教育の大前提は「自立」と「共生」です。自分の良さを知り、自分を好きになること。他者の良いところはもちろん、自分とは違う「多様性」を知り、認めること。この2つをしっかりとふまえながら、本校の教育活動を展開していきたいと思います。

    ピンクシャツデーの他の画像

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