6月まで ーその1ー
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園だより 教育目標特別号
特別号では、今年度の園教育目標等をお伝えいたします。在園児は、尾鷲幼稚園最後の卒園児となる2名のお子さんです。単学年の2名ということで、保護者の方にとっては教育活動への不安がおありかと思いますが、今年度は極少人数だからこその活動を展開していきたいと考えています。その中で、考える・工夫する・協力する・困難に立ち向かい乗り越えようとする……など、個々の力を伸ばし、小学校以降の集団生活そして社会の一員となった時の、豊かでたくましく生きる力の基礎に加え、生き抜く力を育みたいと今年度の園教育目標を以下の通りに掲げました。
幼稚園教育の基本となる幼稚園教育要領が平成30年4月に改正され新教育要領が施行となりました。新幼稚園教育要領では小学校学習指導要領が載っており、幼稚園→小学校→中学校…“学びの連続性”が大切にされています。学びの連続性の中で幼児期に育むべきものとしての資質・能力が整理され、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」として具体的に10の姿があげられました。園目標は、大きく掲げていますが、その中に、10の姿があると捉えて下さい。
園教育目標
たくましく生きる力を!! ~ 心いっぱい、体いっぱいの豊かな体験を通して ~
10の姿
「10の姿」は幼稚園教育要領に記されており「姿」という言葉で表現されていることが印象的です。「姿」とは意図的に曖昧にした表現で、結果や到達点を示すものではなく、幼児教育はあくまでもプロセスを大切にするという観点からこのような表現になっています。
クラス年間目標
* 園生活に見通しを持ち、遊びや生活を進めていく中で、心と体を十分に働かせ積極的に活動にかかわったりしながら園生活を楽しむ。
* 友だちや教師の話をよく聞き、話し合ったり、互いに協力したり、支え合ったりしながら目標に向かって最後までやり遂げる。
教育目標達成のために、以下のことに努めます。=努力事項=
=2人の園児だからこその教育の実践=
*一人ひとりが持つ良さや資質・能力をさらに高めることができるような教育活動を展開させる。豊かな 感情・好奇心・探究心の基礎を培うことができるような環境の工夫をし、直接的体験の機会を大切にする中で、さまざまな物の性質や仕組みに興味を持つことができるようにする。活動によっては、操作に必要な道具を知り、技術を身に付けられるようにする。
*地域の方の協力のもと、地域の自然を活かした多様な体験を積み、生きる力につなげる。生きる力は防災教育に直結することから、幼児自らが困難な状況下でも考える・工夫する・努力することができ、さらには、そのことに必要な体力をつけることができるように努める。
*自分の思いや考えを教師や友だちに伝え、友だちの思いにも気づき、互いを認め合える仲間づくりを進める。また友だちとの遊びや生活の中でのさまざまな感情体験を通して、幼児なりの道徳性の芽生えを培う。
*絵本環境の充実を図ると共に、図書館に定期的に通い、公共施設での図書の利用の仕方やマナーを知るなど、本に親しむ教育活動に努める。
*園から小学校へ滑らかな接続が実現できるように小学校との連携を図る。
*あらゆる感染症や情勢に合わせた、新しい生活様式を取り入れた教育内容の工夫をする。
*災害などの緊急時に適切な行動がとれるよう、安全管理体制の具体化と訓練を行う。