9月
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きぐみだより 令和4年9月30日
前半は雨が続き、外で遊べず残念そうな2人。跳び箱の上からジャンプする遊びが始まり、教師がサーキットを作り出すと「でんぐり返しもしたいからマットを出して」「平均台も」…と自分たちでコースを考え、競争が始まりました。「メダルがいるよな。作ってくる!」「そうだ、1位の人は真ん中に立つよね。」とお互いの知り得る情報を伝え、共有しながら遊びが発展していきました。教師が表彰式のBGMや君が代を口ずさむと2人も同じようにハミングし、(2人らしいでしょう)楽しい活動となりました。さて、1学期に園だよりで「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」をお伝えしていますが、普段の遊びや生活の色々な場面で「10の姿」が見られます。幼稚園で遊びを通して育まれたことを小学校教育に繋げていけるよう、2学期も子どもたちと一緒にワクワクしながら楽しみたいと思っています。

「私も幼稚園の時に読んでもらったことを
覚えていています!」と懐かしんでいました。
物語絵本「ロボットカミイ」を読み終わると「カミイ作りたい」と空き箱で作り始めました。どの箱を使えばいいのか、手足が直ぐに取れてしまうとセロテープからガムテープに変更。貼りやすいように、ひとりが持ち番をして手伝い、ビー玉の涙をどうやって入れようかと考え、「目打ちで箱に穴を開けたらいいんじゃない?」などと考えを出し合い、試行錯誤。教師は、困った時にヒントを出しながらも子どもたちが考える時間を大事にしています。すぐに口出しをせずなるべく見守るようにしました。
輪内中学校から職場体験で来てくれた“お姉ちゃん先生”にも手伝ってもらいながら完成させました。
③協同性 ⑥思考力の芽生え ⑨言葉による伝え合い

~遊びを通した学びが小学校の勉強にも生きる~
(玉川大学教育学部 大豆生田先生のインタビューより引用)
勉強が教育で遊びが生活であるようなイメージがあるかもしれませんが、今は子どもが主体的に遊ぶ「遊びを通した学び」が大切でそれが幼児教育の考え方なのです。子どもの主体性が育っていると、小学校での勉強も「やらされるもの」ではなく、「ワクワクしてやっていることの延長」として入っていくことができます。
そのように、小学校の学びをワクワクしながらスタートできることが大事だと思います。

サーキット遊び(自分たちでコースを考えたよ)


①健康な心と体 ②自立心 ⑥思考力の芽生え

跳び箱3段が跳べるようになったよ!
鉄棒の前回りが、タイヤの台や教師の補助なしでジャンプして届くようになったり、跳び箱3段がお尻をつかずに跳べるようになったり…。「出来るようになりたい!」という思いから毎日頑張りました。ちょうど輪内中学校の先生にも見てもらって、たくさんほめてもらいました。校庭から2人の様子を見ていた高学年の子どもたちも、「すごいな」と声を掛けてくれます。「次は4段を跳びたい!」とやる気満々です。周りの人から認められる喜びが自信となり、糧となり、成長に繋がっていることを感じます。

失敗しても諦めず、自ら繰り返し挑戦!

「今の、いい感じじゃない?」

「上手に跳べるようになったから見てて」

10月の目標
・友だちや教師、お家の人と一緒に体を動かして遊ぶ中で、競い合ったり、協力したりする楽しさを知る。
・古道歩きや自然体験を通して秋の自然に興味や関心を持ち、木の実や紅葉した葉を探して遊びに取り入れる。

音楽が止まった時に、人形を持っている人はアウト!
素早く隣にまわします。ドキドキ~

③協同性
ひのきっこ園さんのご厚意で毎月2回の英語レッスンに参加させて頂いています。夏休み明けは「久しぶりに行くから緊張する」と言っていた2人ですが、いつものようにみんなが玄関でお出迎えしてくれていて緊張が和らぎました。グループに分かれるときにお世話をしてくれるお友だちもいて嬉しいです。チーム対抗戦では、チームの一員として頑張りました。たくさんの友だちと競い合う経験は貴重です。

11日(金)お月見会をしました。
日本古来より続く月を愛でる風習「お月見」は十五夜である中秋の名月に、収穫の喜びを人々と分かち合うものとされています。11日は 教師と職場体験のお姉さんによるパネルシアター「月へ行ったかばくん」のお話で十五夜の由来を知り、だんごを作りました。赤組の時は、3色だんごを作りましたが、コロナ禍で観賞用でした。今年は積みだんごと食べる用も作ることを伝えると「えー!」と大喜び。
食べる用はかわいいウサギの形にしていましたよ。
今年の十五夜はお月様が見られましたね。週明けに「玄関にお団子を飾ったよ」「まん丸お月様見たよ」と話してくれました。



棒状のものから10個に分けて丸めて、積みました。
⑧ 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚

~敬老の日のプレゼント作り 敷物を作りました~
1学期に玉ねぎの皮でハンカチを染めた経験があります。今回は染め粉を使って敬老の日のプレゼントに布を染めました。リバーシブルにしたため、8枚布を輪ゴムや紐で縛る下準備は、数日に分けて行いました。前回の経験から「ビー玉で縛るのにするわ」「今度は、星の形にしてみたい」と直ぐに作業に取り掛かりました。一生懸命に取り組む姿に「さすがだな!」と感心しました。染める作業は、職場体験のお姉さんにも手伝ってもらい、1人1色ずつ担当しました。バケツの中の液を混ぜながら「スープ作っているみたい」「見て、いい色じゃない?」
Aちゃんが、「ばあちゃんオレンジ好きやから、オレンジにしよう」と言うと、「そうだね、Aちゃんのおばあちゃん、オレンジ似合いそう」と言うBちゃん☻いつも降園後、一緒に遊んでくれているのでおばあちゃんをよく知っています。私が「渡すときに何って言って渡そうかな?」と尋ねると、「いつもありがとうって渡す。」と持ち帰る日を楽しみにしていました。週明けプレゼントを届けに行ったときに、すごく喜んでくれたと話してくれました。また後日、「あのね、壁にかざってくれていたよ」と嬉しそうに報告してくれました。おじいちゃん・おばあちゃんありがとう!







子どもたちができるところは2人にお任せ。塩250g、水150ccは自分ではかりました。液を混ぜる作業は10分程かき混ぜなければならず、「あ~、疲れてきた…」と言いながらも最後まで責任を持って取り組みました。
⑧数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚

虫とりの一場面

捕まえた蝶々を虫かごに入れる際、協力し合う2人です。自然に思いやれるところが素敵!
③協同性 ⑦自然とのかかわり、生命の尊重

転がしドッチボール楽しかった!

尾鷲小学校の昼休みに 校庭へおじゃますると、
1年生担任の先生が「一緒にどうですか?」と声を掛けて下さり、参加させていただきました。1年生の子どもたちは2人の手をひいて一緒に逃げてくれたり、ボールを譲ってくれたり、とても優しく接してくれました。また、ボールを転がすスピードが自分たちよりも速く、2人は 必死で逃げていました。あっという間の時間でしたが、とても良い機会になりました。降園前、今日の出来事を話し合うと、「学校で一緒に遊べたことが嬉しかった!」と発表してくれました。楽しい時間を過ごすことができました。先生と1年生さんに感謝です。
⑤社会生活とのかかわり

9の誕生会♪

9月生まれ。6歳になります!
大きくなったらソフトクリームやさんになりたいです。
お父さんとテニスをするのが楽しいです。


むねんなことよ~

1と1で…パーティーの帽子になるんだよ

黄組劇場はじまるよ~

黄組からのお祝いの催しは「にんじん だいこん ごぼう」のお話です。アドリブが満載、楽しみながら演じる姿を見ていただけて良かったです。

ぼくは、お風呂嫌いなんだ
よな~。ちゃっと入って
ちゃっと上がろうっと!

わたしから入っていい?
お風呂を洗ってためて
おくね~
野菜がお風呂に入る場面は「いいゆだな」を熱唱(笑)“はあ~ びばびば~”と合いの手を入れるのが,とても上手だったでしょう!
⑨言葉による伝え合い ⑩豊かな感性と表現
今年度初めての誕生会は、親子で参加していただきました。お家の人との触れ合い遊びは、2人共とてもいい表情をしていました。見ている方も温かい気持ちになりました。わらべ歌の「あたごさままいって~」は、“愛宕様をお参りする”と意味だけでなく、親が子の頭をなでる動作は「あなたがとても大事で愛おしい」という意味もあるそうです。お家でもちょっとした時間に親子でスキンシップを楽しんでね。

こんなにたくさんの方からお祝いメッセージをいただきました

花束のカードは、両面いっぱいになりました。幼稚園の仲間からだけでなく職場体験で出会ったお姉ちゃん、いつも声をかけてくれる小学校のお兄ちゃんと先生、自然体験でお世話になっている森じー、レゴでかかわってくれている大学生のお兄さんたちからも届きました。みなさんからの愛のあるメッセージ、お気持ちに感動と感謝しかないです。そうすけくんが大きくなったときに6歳のときとは違った受け止め方ができるのではないかな…。みなさんからのメッセージは、きっと力になると思います。ありがとうございました。