特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除にご協力ください。
- [公開日:]
- [更新日:]
- ID:19183
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除にご協力ください。
オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。違反した場合は、罰則が科せられる場合があります。
オオキンケイギクとは
オオキンケイギク(出典:環境省ホームページ)
原産地 北アメリカ 特徴 キク科の多年生草本で、高さは30cm~70cm程度になる。 開花期は5~7月、とても強靱で繁殖力が強く、かつて観賞用・緑化用として国内に導入され、道路の法面緑化等に使用されていたほか、ポット苗で園芸植物としても流通していた。
花の特徴
・花はコスモスに似た形状で直径5cmから7cm程の頭状花(茎の先端に1つの花を付ける)
・花びら(舌状花)の色は黄橙色で、花の中央部(管状花)も同じ色をしている。
・花びらの先端には不規則に4から5つのぎざぎざがある。
・コスモスとは開花時期が異なっている。(コスモスは秋)
葉の特徴
・細長いへら状をしており、一番幅がある部分の幅は1cm程度。
・葉の両面には荒い毛が生えており、葉の周囲はなめらか(鋸歯がない)。
・花が似ている植物の多くは、葉が針のように細かったり、複雑な切れ込みをしていたりするため、見分けが付きやすい。
駆除方法
1、根から引き抜く。(地面に根が残っていると再生するおそれがあります。)
2、指定の燃やすごみ用の袋に入れる。その場からなるべく移動させず2、3日天日にさらして枯死させる。
(生きたまま運搬することが規制されるためです。)
3、燃やすごみとして出す。
注意点
- オオキンケイギクを繁茂させないようにするためには、種子を地面に落とさない、もしくは種子が付く前に駆除を行うことが大切です。
- オオキンケイギクは基本的に、生きたままの運搬が禁止されています。駆除を行う際には、根から抜いた個体を天日にさらして枯らす、または、袋に入れて腐らせるなどの処置をした後に移動させて下さい。
- オオキンケイギクの栽培が禁止されている原因は、強靱な性質のため在来生態系に被害を与えるからです。個体に毒が含まれていて危険であるなどの報告は、現在のところありません。
キレイでもダメ!オオキンケイギクは駆除してください。