クロスコネクションとは?
- [公開日:]
- [更新日:]
- ID:1463
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

クロスコネクションについて
◇クロスコネクションについて◇
クロスコネクションとは、水道水を給水する管とその他の目的の管(井戸水、工業用水、冷却水等)とが直接連結されていることをいいます。
水道管の圧力低下及び断水時の一時的な負圧が生じた場合に、蛇口以下でも浄水器、湯沸器の逆止弁が故障していたり、ホースの先がバケツ等に入っていたりすると水道管に溜まり水が逆流する恐れがあります。これらも、広義的な意味ではクロスコネクションといえます。
主な発生原因は、
1 水圧の低下
消火栓の使用や配水管の泥吐き等により、水道水の圧力低下が起きたとき、他の管との仕切弁が不完全なときに起こる。
2 真空発生
高い建物や高地区において低い方で大量に水を使用した場合に起こる。なお、蛇口に取り付けたゴムホース等が洗面器・風呂の水・水洗トイレの水槽等に浸かっていると、サイフォン現象により給水栓内に吸引され汚染の原因となる。
1,2以外には給水装置の温水・冷却装置や冷凍装置等の工業用・営業用の設備が水道水圧上昇管と連結されている場合で、逆止弁が完全でなかったり、仕切弁操作を誤ると逆流が起こる、等があげられます。
原因究明のための大切な手段として、残留塩素、pH等の水質調査及び給配水管布設状況調査等が必要となります。