１２月　その２

新学年になって９ヶ月が経ちました。

「大きくなったね。」 「成長したね。」どちらも嬉しい言葉です。

「大きくなったね。」というのは、「体」の成長を言うことが多いです。
体の成長には、ごはんをしっかり食べ、バランス良く栄養を摂ることが必要です。

「成長したね。」というのは「心」の成長を言うことが多いです。
でも、心の成長にはどんな栄養が必要なのでしょうか？

２学期は、行事の多い学期でした。みんなと気持ちを合わせ、心を一つにして真剣に取り組まないと、達成感、満足感は得られません。
みんなと気持ちをあわせ心を一つにするためには、相手の気持ちを考えたり思いやったり、励まし合ったり、我慢したり、考えてものを言ったりすることが求められます。対立することもあるでしょう。しかし、それを乗り越えた時の達成感、満足感は何物にも代えがたいものがあります。
こういう経験の繰り返しが、あなたたちの「心」の栄養になります。

修学旅行,職場体験学習、山育,文化発表会での劇や合唱,いじめ防止月間の取組,マラソン大会,英語発表会等々、どれも「ねらい」を達成し、大成功に終わりました。心の栄養をしっかり摂れた証拠です。
あなたたちは確実に「成長」しました。

そして何より大切なのは、「日々」の生活や学習の中で、こういった成長のための栄養を地道にコツコツと摂取していくことです。あなたたちは、もうそのことをよく知っているはずです。
・・・・・・くれぐれも栄養不足や偏食には気を付けましょう。・・・・・・

毎週のように寒波がやってきます。
昨日は「冬至」。季節は、暦でいうちょうど冬の中間点。
これから本格的な寒さがやって来ます。
「冬来たりなば春遠からじ」という言葉があります。
直訳すると、「厳しい冬が来たということは、もうすぐ暖かい春が来る」ということです。
比ゆ的に「つらい時期を耐え努力を重ねた先には、幸せな時期が必ず来る」という意味とか、「長い冬を耐えて春を待つ気持ちの表現」として用いられたりします。
　特に受検生の３年生にとっては、今の自分の状況を表す言葉ではないでしょうか。
受検まであと少し。この冬をいかに過ごすかが大事。
がんばれ！ここをのりきって「春よ、来い」