徳本上人名号碑【とくほんしょうにんみょうごうひ】
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徳本上人名号碑
徳本上人は宝暦8(1758)年、紀州日高郡志賀谷久夫村(現田辺市)に生まれ、27歳にして佛門に帰依し、長年にわたり木食(もくじき)の行を修めた。この修行中ひたすら念佛をとなえ、念佛聖として世に知られた。
文化11(1814)年、56歳のとき江戸に出て、小石川伝通院で諸民に「十念」を行ない、とくに大奥では帰依する者が多かった。木魚と鉦(かね)を激しく叩く独自の徳本念佛をひろめ、各地に「念佛講」を作った。
上人は、文政元(1818)年に没したが、その徳を慕って文政13(1830)年3月に馬越墓地入口に建立された。
上人の名号碑は、熊野市をはじめ和歌山県側にはかなり存在するが、この碑のように高さ204cmの花崗岩に「南無阿弥陀佛・徳本」と立派に深彫された巨大なものは、他に例がないであろう。

指定区分 | 市指定 |
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指定種別 | 有形文化財(建造物) |
指定登録日 | 昭和54(1979)年5月25日 |
所在地 | 尾鷲市北浦町馬越墓地 |
所有者 | 念仏寺 |
一口メモ | 南無阿弥陀仏の名号 |