曽根道祖神【そねどうそしん】
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曽根道祖神
賀田村から曽根浦に入る旧熊野街道の入口に土塚があり、ここに男女神を彫刻した道祖神石像1躰がある。向かって右が男神で高さ21cm、向って左が女神で高さ20cmの小型の道祖神である。
道祖神は「道陸神・サエノカミ」などと呼ばれ、道の境界に立つので行路の神・旅の神として崇敬された。中国からの輸入であるが、日本では平安期から室町期にかけて流行した。浦村の入口に立つ神で、悪霊災厄を村へ入れない神であるが、仏教の冥界思想の影響もあって、生者と死者すなわち人間界と幽冥界(ゆうめいかい)の境を司る神として、民衆の信仰を集めている。
この道祖神は、曽根石幢と同じく室町末期の建立と推定される。
指定区分 | 市指定 |
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指定種別 | 民俗文化財(有形) |
指定登録日 | 昭和47(1972)年2月25日 |
所在地 | 尾鷲市曽根町 |
所有者 | 曽根区 |
一口メモ | 県内でも数少なく市内唯一のもの |