ジュロウカンアオイ自生地【じゅろうかんあおいじせいち】
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ジュロウカンアオイ自生地
ジュロウカンアオイは、1973年に尾鷲市内の山中で発見されたカンアオイの仲間で、「くびれた花の形が七福神の寿老人を連想させる」としてその名が命名された。現在まで本市の一部にしか自生地が確認されていない固有種であり、環境省「絶滅危惧IA類(CR)」、三重県指定希少野生動植物種に指定されている。最近では、株数も数十株ほどしか確認されていない、極めて希少な植物である。
これまで保護上の観点から、自生地に関する情報の取り扱いは制限されてきたが、数十年のうちに園芸用採取による減少がみられるようになり、県指定希少野生動植物種に指定されたのちも、盗掘・販売されている事例が散見されている。こうしたことから、いっそうの保護を図る目的で平成25年(2013)10月9日に尾鷲市指定天然記念物に指定され、平成28年(2016)2月3日には、三重県指定天然記念物に指定され、平成30年(2018)2月15日には「絶滅の恐れのある野生動植物種の種の保存に関する法律施行令」の一部改正において、特定第一種国内希少野生植物種に追加された。
自生地に関する詳細については公表を控えるものとする。
指定区分 | 県指定 |
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指定種別 | 記念物(天然記念物) |
指定登録日 | 平成28(2016)年2月3日 |
所在地 | 尾鷲市(詳細は非公開) |
所有者 | 尾鷲市 |
一口メモ | 尾鷲市固有種。 |