東其石筆洋画那智の滝【ひがしきせきひつようがなちのたき】
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東其石筆洋画那智の滝
作者の本名は、東守七。明治19(1886)年、南牟婁郡尾呂志村(現御浜町)に生まれ、明治38(1905)年3月東京美術学校を卒業した。在学中、師である黒田清輝画伯に教えを受け、同氏の主宰する巽会の同人として活躍した。
幼くして叔父・東宗軒氏(俳号龍孫)の養子となり、養父に従い転々と住所を変え、大正10(1921)年には、宗軒氏が開業した東病院(のちの尾鷲病院)の跡を継ぎ、尾鷲病院の院主となった。
この「那智の滝」は、東京美術学校卒業記念の作品で、3ヶ月間小屋掛けして描いたといわれている。画風は師の黒田清輝画伯の流れをくみ、幽玄な滝を丹念に描いた、たて117cm、よこ80cmの大作である。
指定区分 | 市指定 |
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指定種別 | 有形文化財(絵画) |
指定登録日 | 昭和53(1978)年1月17日 |
所在地 | 尾鷲市朝日町 |
所有者 | 個人所有 |
一口メモ | 其石代表作の原画 |