常声寺の梵鐘
寛政元(1789)年の作品で、全高115cm、下帯直径70cmである。
池の間四面には、藤原種茂と辻競義種の作であることが刻まれている。
池の間二面の最後の一節には《商舶漁舟 渡海安全》と刻まれており、熊野灘に面した尾鷲浦の特性が如実に出ている。
池の間三面に「出大妙音」とあるとおり、この梵鐘は素晴らしい音色を持っている。
常声寺の梵鐘の概要指定区分 | 市指定 |
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指定種別 | 有形文化財(工芸品) |
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指定登録日 | 昭和50(1975)年3月31日 |
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所在地 | 尾鷲市林町8-34 |
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所有者 | 常声寺 |
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一口メモ | 藤原種茂・辻競義種作 |
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