大曽根注連(縄)掛神事【おおそねしめなわかけしんじ】
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大曽根注連(縄)掛神事
尾鷲神社祭礼「尾鷲ヤーヤ祭」は、旧暦の正月であったが、明治35(1902)年より太陽暦の2月1日から8日までとなり、4日には役人(やくど)の在廻りが行われた。
その役人の到着前に、大曽根町では掛磯の夫婦岩に注連縄を掛ける神事を行ない、役人を迎えたのである。
この掛磯は、昔大宝天王社(尾鷲神社)の御神宝である「獅子頭」が、波にうちあげられたと伝えられるところで、掛磯の夫婦岩は神の神聖な場所として、注連が掛けられてきた。
昭和39(1964)年祭礼期間の短縮とともに、役人の在廻りは廃止されたが、大曽根町では毎年1月吉日の注連掛神事を今も続けている。この注連掛神事の始まりはよくわからないが、三重県神社誌によれば、獅子頭の制作は文禄の頃(1592~96年)とのことであるから、この神事も文禄年間から続いているものと思われる。
指定区分 | 市指定 |
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指定種別 | 民俗文化財(無形) |
指定登録日 | 昭和48(1973)年7月17日 |
所在地 | 尾鷲市大曽根掛磯 |
所有者 | 大曽根区 |
一口メモ | 掛磯夫婦岩に注連縄を張る |