鮪供養塔【まぐろくようとう】
- [公開日:]
- [更新日:]
- ID:13049
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
鮪供養塔
天保12年(1841)の鮪供養塔で、高さ63cm、縦横ともに30cmの花崗岩製である。
須賀利浦方文書の天保10年鮪代割帖によると、同年1月から4月の間に鮪3,727本が獲れ、1本約23匆3分で売買されているから、大変な高額であった。
天保のころは各浦とも不漁つづきで、須賀利浦も例外ではなく疲弊のどん底にあったので、この鮪漁は須利浦を蘇生させた。
天保11年11月26日から鮪が異常なほど獲れだし、30,900本にも達した。この代金は5,200両にもなり、須賀利浦の各戸に9両の配分をすることができ、須賀利浦はこの豊漁に湧きかえった。翌12年この豊漁に感謝し供養塔が建立された。鮪の供養塔の存在は当地方でも須賀利浦だけである。
指定区分 | 市指定 |
---|---|
指定種別 | 民俗文化財(有形) |
指定登録日 | 昭和50(1975)年4月26日 |
所在地 | 尾鷲市須賀利町 |
所有者 | 普済寺 |
一口メモ | 鮪3万尾豊漁の供養 |