尾鷲神社獅子頭【おわせじんじゃししがしら】
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尾鷲神社獅子頭
平素は尾鷲神社の本殿内の獅子殿に安置され、神の依代(よりしろ)として崇敬されている。
総高33cm、面長46cmの木彫の獅子頭で、2月1~5日まで行われる神社例祭ヤーヤ祭の最終日、御獅子出御の儀式に使用される。儀式は、獅子頭を頭上に載せた神職の進行方向で、山方、浜方の豊年を占う。
製作年代は不明であるが、大きく見開いた眼、彫りの深い眉やあごひげ、ほほひげの渦巻紋、乱ぐい歯は自由奔放で、室町時代末から桃山時代にかけての特色を見ることができる。
なお、享保10(1725)年の藩へ提出した神社調書の控に「大宝天王社、宝物獅子頭一面、但シ雲慶作と申伝候」とあり、また「三重県神社誌」には「文禄年間(1592~5)の彫刻」とある。木製の収納箱には、元禄17(1704)年、宝暦9(1759)年、明治41(1908)年の修理記録が残っている。

指定区分 | 県指定 |
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指定種別 | 有形民俗文化財 |
指定登録日 | 昭和43(1968)年3月22日 |
所在地 | 尾鷲市北浦町 |
所有者 | 尾鷲神社 |
一口メモ | 出御の儀式 |