
九木神社樹叢
九鬼湾入口のやや半島状に突出した小さな岬の上には九木神社があり、境内の樹叢は、「クスノキ、ホルトノキ、タブノキ、スダジイ、オガタマノキ等」を第一層とする典型的な暖帯地方の海岸林で、林内には多数の暖地性植物が繁茂している。
特に、ヘゴ科のシダ、「クサマルハチ」は日本での分布の北限にあたるほか、本州で最初に発見された場所でもあり、植物分布地理学上、貴重である。
九木神社樹叢の概要指定区分 | 国指定 |
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指定種別 | 記念物(天然記念物) |
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指定登録日 | 昭和12(1937)年4月17日 |
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所在地 | 尾鷲市九鬼町字小名地 |
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所有者 | 九木神社 |
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一口メモ | 亜熱帯・暖地性草木自生 |
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