金剛寺の梵鐘【こんごうじのぼんしょう】
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金剛寺の梵鐘
宝暦5(1755)年の作品で、梵鐘としては市内最古のもので、戦時中の梵鐘供出の際、常声寺の梵鐘と共に佳品として供出をまぬがれた。全高138cm、下帯直径76cmの巨大な鐘である。
池の間四面に刻まれている内容によると、藤原種茂作で、再鋳し置くとあるが、その前の鐘について池の間一面に、「金剛寺草創以来、黄鐘を鋳していたが、銘文も入れなかったし、喜捨(きしゃ)した人たちの名も知ることができない。いわゆる豊山の鐘ではあったが、年を経て古くなったのか、その洪音もとおり難しくなってしまった。そのため宝暦5年にその黄銅の鐘も入れて再鋳した」と記している。
指定区分 | 市指定 |
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指定種別 | 有形文化財(工芸品) |
指定登録日 | 昭和50(1975)年3月31日 |
所在地 | 尾鷲市北浦町11-8 |
所有者 | 金剛寺 |
一口メモ | 藤原種茂作 |