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念仏寺阿弥陀三尊像【ねんぶつじあみださんぞんぞう】

[2015年8月10日]

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念仏寺阿弥陀三尊像

 この絵画は、たて81cm、よこ33cmの、観無量寿経に説くところの阿弥陀三尊来迎図で、正面に往生(おうじょう)者を迎えるため、画面向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩をしたがえられた阿弥陀如来が、西方極楽浄土から、雲煙に乗じて来迎する様子が、写実的で繊細な筆致で描かれている。
 阿弥陀如来の円顔は、温顔そのもので、つぶらな眼、円満な口唇は、往生者を俯瞰(ふかん)する阿弥陀の慈悲相で、鎌倉末期に流行した宅内栄賀一派の画風に通じるものがある。袈裟(けさ)は茶色のくすんだ色合いで、唐草模様、乱れ蓮模様等を配した金泥文様で、概して渋味のある落ち着いた色調を主にしている。
 この絵画は、元和8(1622)年、僧弁誉が尾鷲浦土井町へ念仏寺を草創した当時より、寺宝として歴代伝わったものであるが、昭和35(1960)年7月、京都にて修理の際、京都博物館前館長土居次義博士、同館白畑技官の鑑定により、鎌倉末期の作品と認証された。

 

念仏寺阿弥陀三尊像

 

念仏寺阿弥陀三尊像の概要

指定区分

市指定

指定種別

有形文化財(絵画)

指定登録日

昭和35(1960)年10月24

所在地

尾鷲市朝日町

所有者

念仏寺

一口メモ

阿弥陀三尊来迎図

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