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八鬼山町石及び関連石仏【やきやまちょうせきおよびかんれんせきぶつ】

[2017年2月2日]

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八鬼山町石及び関連石仏

 八鬼山越えの道は石畳で道幅狭く坂が急なため、上り下りは今も困難で、昔は行き倒れさえあった。西国三十三ヶ所の巡礼や熊野詣の人々にとっては最大の難所であった。 
 町石は、銘や作風により天正年間(1573~91)年に作られた地蔵尊で、正面に大きく地蔵菩薩立像が半肉彫され、左右に銘を印刻する。石質は緑色岩や結晶片岩を用いており、建立者は伊勢山田の御師(おし・おんし)や僧侶たちで、これらの御師は伊勢神宮と民衆のなかだちとして、伊勢信仰をひろめた人たちである。尾鷲市矢浜より八鬼山三木峠まで約50町あるので、町石は当初50基あったと思われるが、残存するものは35基である。
 峠近くの日輪寺荒神堂には、天正4(1576)年の銘がある石造三宝荒神立像が祀られている。日輪寺を中興した各真権大僧都の徳をたたえ、当時の修験者が奉納したものと思われる。総高1m、仏身55cm、蓮台10cm、台石15cmである。当初、金箔をうった形跡が彫りの溝に残っているが、ほとんどは剥落している。
 また、町石に混じって、伊勢神宮御造営に浄財を集めて貢献された慶光院清順上人の菩提像があり、永禄9(1566)年の銘と不動明王が刻まれている。石質は緑色岩であり、長年の風雨で損傷がはなはだしい。同じく清順上人菩提の常声寺の毘沙門天石像とともに、当時の修験者によって建立されたものと思われる。
 昭和53(1978)年2月6日、「八鬼山町石及び石造三宝荒神立像・石造不動明王立像」として35基(33体と2躰)が三重県指定有形民俗文化財に指定されていたが、平成27年3月5日、これらに2基が追加指定され37基となった。

 

八鬼山町石及び石造三宝荒神立像・石造不動明王立像

 

八鬼山町石及び関連石仏の概要

指定区分

県指定

指定種別

有形民俗文化財

指定登録日

昭和53(1978)年2月6

平成27(2015)年3月5日(追加指定)

所在地

尾鷲市南浦

所有者

尾鷲市他2名

一口メモ

道中安全を祈願する民俗信仰資料

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