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あしあと

    最近の星の世界(2020年11月)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:17846

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    ~ 尾鷲市立天文科学館より ~




     
     
     もちろん、科学の進歩は
     さまざまな ものや道具の
     進歩にも つながります。
     あとはそれらを うまく
     あつかえるか 否か……



    それでは中村山からの天体解説、湯浅さん、どうぞよろしくおねがいしま~す!




    道具それぞれ



    はい こんにちは。天文科学館 撮影および解説担当、天体観測指導員 湯浅祥司です。

      

     

    では 今回もまいりましょう 「最近の星の世界」。



    スマホで撮影

     

    スマホで星空を撮れないものか?

     

    最近スマホを手に入れたので、スマホのカメラで星空を撮れないものかと考えました。すでに撮影用のソフトもいくつか出ていますが、カメラとしての実力はどんなものかと試してみました。天文科学館で月を写している来館者のスマホ画像を見ていると、随分高性能になっているのがわかります。

     

    私たちが星空(星野)を撮るときは、下の写真のように大きなカメラを使うことが多いのです。ですが、重いのでいつも持っているわけにはいきません。突然「火球(ひときわ明るい流星)」が飛んだときなど、スマホでなら写せないかという期待があります。

     

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    左:天体用カメラとレンズ
    右:使用するスマホ

     

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    三脚を買ってきました。実際の星空撮影では、低すぎてのぞけません。

     

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    このような三脚に載せかえました。

     

    ~撮影の注意点~

     

    ①三脚を使う。

    ②露出補正を+2以上にする。

    ③ブレを防ぐため、タイマーを使う(例:3秒)。

     

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    まだスマホカメラの状態がよくわからないのですが、取りあえずオリオン座が写りました。

    データ
    焦点距離:4mm(28mm相当)
    露出時間:1/4秒
    絞り  :F=1.8
    ISO感度:2000
    露出補正:+3.9ステップ

      

    雲のようなものが写っています。何もなかったはずなのですが……

     


    天体用のカメラでも撮影してみました。


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    焦点距離:24mm
    露出時間:10秒
    絞り  :F=2.8
    ISO感度:6400

      

    スマホの画像では、ほぼこちらにちかい写りです。

     

     

    つぎに、月と火星を撮ってみました。

     

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    こちらは5枚重ねてあります。
    「肌荒れ」が治まっています。
    (加算平均処理)

    火星は画面左中央上側の暗いほうにあります。すぐ下の明るい光点は、月のゴーストです。

     

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    ゴーストをパソコンで消しま した。放っておくと、後日問題になるかもしれません。

     

    スマホ撮影による星野写真、これでメモ書き程度になら十分実用できるレベルにあることがわかりました。

     

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    大きいカメラで30秒露出すると、こんな写りになります。

     

    オリオン座を取り囲む逆S字形の赤い部分は、バーナードループという天体です。さらにその下の方が赤いようです。早朝4時の撮影なのですが、街灯でしょうか?

     

    尾鷲市近影

      

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    日本丸

    独立行政法人・海技機構の練習船「日本丸」2570tが、8日から6日間尾鷲湾に錨泊していました。5日東京を出港、尾鷲折り返しで、帰って行きました。後方には引本浦の町並みと大台ヶ原が写っています。

    (11月10日)

     

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    「2階の柱」を解体しているところです。あとわずかになりました。遠くに大台ヶ原の日出ケ岳が見えています。

     

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    火力煙突の今

    建物でいえば、3階の床を解体しているところでしょうか。いよいよ煙突も低くなってきました。

    (11月11日)

     

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    尾鷲湾遠望

    (11月14日)


    ~お知らせ~

     12月15日(火)午後から12月28日(月)午後3時まで、尾鷲市立中央公民館にて尾鷲三田火力発電所の写真展を開催予定。A3判~A4判、合計81枚を展示します。お楽しみに!



     

    さて、今回の中村山山頂ドーム発 「最近の星の世界」、


    いかがでしたでしょうか。以上、


    尾鷲市立天文科学館 天体観測指導員、湯浅祥司でした。





    湯浅さん、ありがとうございました!

    船、スマホ、カメラに 施設……

    道具。

    たしかに、総合的には

    最新のものより劣るのかも

    しれませんが、勝る部分が

    まったくないかといえば、

    それらにしか持ちえない

    「良さ」が、かならずあるもの

    なんですよね……。

     

    尾鷲三田火力発電所の写真展、

    たのしみにしています♪

      

    では 来月も、どうぞよろしくおねがいしま~す♪



    ~ 天文科学館からのご案内 ~



    天文科学館総合案内リンク



    そのほか当館からのご案内といたしまして、夜間観望会のご案内や、各種のイベント予定などがございます。また、中村山公園ご利用の皆さまにおかれましては、開館時間中、当館トイレはいつでもご自由にお使いいただいております。金曜日~日曜日の開館時間内には、公園内の遊具設備とともに、どうぞお気軽にご活用くださいませ。


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    それではまた 次回の 星の世界で!

     



     

     

     

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