最近の星の世界(2020年11月)
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~ 尾鷲市立天文科学館より ~
もちろん、科学の進歩は
さまざまな ものや道具の
進歩にも つながります。
あとはそれらを うまく
あつかえるか 否か……
それでは中村山からの天体解説、湯浅さん、どうぞよろしくおねがいしま~す!
道具それぞれ
はい こんにちは。天文科学館 撮影および解説担当、天体観測指導員 湯浅祥司です。
では 今回もまいりましょう 「最近の星の世界」。
スマホで撮影
スマホで星空を撮れないものか?
最近スマホを手に入れたので、スマホのカメラで星空を撮れないものかと考えました。すでに撮影用のソフトもいくつか出ていますが、カメラとしての実力はどんなものかと試してみました。天文科学館で月を写している来館者のスマホ画像を見ていると、随分高性能になっているのがわかります。
私たちが星空(星野)を撮るときは、下の写真のように大きなカメラを使うことが多いのです。ですが、重いのでいつも持っているわけにはいきません。突然「火球(ひときわ明るい流星)」が飛んだときなど、スマホでなら写せないかという期待があります。
~撮影の注意点~
①三脚を使う。
②露出補正を+2以上にする。
③ブレを防ぐため、タイマーを使う(例:3秒)。
雲のようなものが写っています。何もなかったはずなのですが……
天体用のカメラでも撮影してみました。
スマホの画像では、ほぼこちらにちかい写りです。
つぎに、月と火星を撮ってみました。
スマホ撮影による星野写真、これでメモ書き程度になら十分実用できるレベルにあることがわかりました。
オリオン座を取り囲む逆S字形の赤い部分は、バーナードループという天体です。さらにその下の方が赤いようです。早朝4時の撮影なのですが、街灯でしょうか?
尾鷲市近影
~お知らせ~
12月15日(火)午後から12月28日(月)午後3時まで、尾鷲市立中央公民館にて尾鷲三田火力発電所の写真展を開催予定。A3判~A4判、合計81枚を展示します。お楽しみに!
さて、今回の中村山山頂ドーム発 「最近の星の世界」、
いかがでしたでしょうか。以上、
尾鷲市立天文科学館 天体観測指導員、湯浅祥司でした。
湯浅さん、ありがとうございました!
船、スマホ、カメラに 施設……
道具。
たしかに、総合的には
最新のものより劣るのかも
しれませんが、勝る部分が
まったくないかといえば、
それらにしか持ちえない
「良さ」が、かならずあるもの
なんですよね……。
尾鷲三田火力発電所の写真展、
たのしみにしています♪
では 来月も、どうぞよろしくおねがいしま~す♪
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それではまた 次回の 星の世界で!
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