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あしあと

    最近の星の世界(2024年10月-2)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:22050

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    ~ 尾鷲市立天文科学館より ~

    天文科学館総合案内リンク

    紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)

       

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    10月13日以降晴れ間がなく、台風が来ています。彗星はこれで一旦諦めることにします。

    紫金山(Tsuchinshan)アトラス彗星は、久し振りに肉眼で見えた、立派な尾を持った彗星でした。画面の対角線は13度40分なので、尾はその半分あり7度と見積もれます。

    肉眼で見える長い尾を引いた彗星は、1996年の第二百武彗星(1996 B2)以来でした。
    この30年ほどの間に、スマホカメラが飛躍的に性能が上がりました。スマホやデジカメでたくさん写された彗星でした。もしかすると、今までで最も撮影された彗星といえるかもしれません。

    第二百武彗星のような尾の細部構造は写せませんでした。尾の左側に見える薄い影のようなものは、今まで見たことがありません。なにだったのでしょうか。

      

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    これは前画面の3分後の姿になります。
    空が暗くなり、きれいに写り始めたのですが、すぐに山へ入っていきました。

    撮影していて、飛行機や人工衛星がとても多いことに気づきました。

    この彗星は7度の尾でしたが、いまままで見た最も長い尾は第二百武彗星もので、北斗七星からかみのけ座まで、70度もありました。(1996年3月26日02時)

    まっすぐな尾は、1965年11月6日05時に見た池谷関彗星とよく似ていました。肉眼で16度、写真では20度を超えていたでしょう。

      

    彗星のスケッチ

     

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    池谷・関彗星(C/1965 S1))のスケッチ

     
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    第二百武彗星(C/1996 B2))のスケッチ

      

    C/1996 B2 第二百武彗星

     

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    長大な尾を見せてくれた第二百武彗星。
    1996年3月中旬から立派な尾が写り始め、24から26日頃最も明るくなった。桧の皮のような模様が写り、刻々と変化していく様子を初めて見る。尾はオーロラのように変化するイオンテール。
    この時期、尾鷲の空だけ晴れていた。

    撮影データ
    ・1996年3月24日01時50分~2時
    ・25cmシュミットカメラ F2.5 f=625mm
    ・コダック テクニカルパン4415(水素処理)
    ・D-19  20℃ 5分
    ・イルフォード マルチグレードⅢ

    ☆これらの写真は論文に使用された。(東北大)


      

     尾鷲市立天文科学館天体観測指導員 湯浅祥司

     


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