最近の星の世界(2022年7月)
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~ 尾鷲市立天文科学館より ~
ω星団
南に低いケンタウルス座には、満月に近い大きさ(視直径)の、球状星団があります。南の開けた空でないと見えず、低空まで雲のない快晴の晩でないとお目にかかれません。
天文館からは、八鬼山から矢ノ川峠にかけての稜線すれすれを通っていくのを見ることができます。
毎年5月末にチャンスがあるのですが、低空まで雲がなく、月明かりがないことが条件です。観望風景をご覧になると分かりますが、望遠鏡はほぼ真横を向き、それ以下ではドームの壁を見る状態で観測します。
5月27日、そのチャンスがやってきました。ご覧ください。なお写真は5枚を重ねてあります。来館者の皆さんが写した画像も含まれております。
5.33等星 距離1万7000光年
M104 (ソンブレロ銀河)
素晴らしい空だったので、なかなかきれいな素顔を見せてくれないおとめ座のM104に望遠鏡を向けました。
これもよく見えました。皆さんの撮った画像を入れて、9枚合成してあります。
2020年のメシエポスターより暗い星が写っています。
8等星 距離5000万光年
国際宇宙ステーション(ISS)の馬越峠越え
この夜は、さらに21時10分からISSが馬越峠の上を飛ぶ姿が見られました。見かけだけの話ですが、住民の私達には親しみを覚える通過でした。
ヒメボタル
今年もヒメボタル見物に行きました。少し離れたところから見せてもらっていたところ、去年より高く、より接近した姿を撮影することができました。
できあがった写真を見ていて、ウクライナ・カラーだな、と思いました。
尾鷲市立天文科学館天体観測指導員 湯浅祥司
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