最近の星の世界(2021年11月)
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~ 尾鷲市立天文科学館より ~
これといった大雨の日も
少ないのですが、
晴れの日もまた少なくて……
ひと知れず、自然界の
作物たちも こまって
いるのではないでしょうか……
それでは中村山からの天体解説、湯浅さん、どうぞよろしくおねがいしま~す!
少ないチャンス
はい こんにちは。天文科学館 撮影および解説担当、天体観測指導員 湯浅祥司です。
では 今回もまいりましょう 「最近の星の世界」。
網状星雲 NGC6960
今年は晴天の日が少なく、写真を撮ろうか迷う晩が多くなっています。
はくちょう座が天頂付近にあるうちに、網状星雲を写そうと思うのですが、なかなかチャンスが巡ってきません。
網状星雲ははくちょうの右羽根前方にある、淡いきれいな星雲です。「花嫁のベール星雲」と呼ばれています。3~4万年まえに起こった超新星爆発の残骸で、いまでも72km毎秒以下の速度で膨張しています。きれいな星雲が対になっていて、これは西側の部分です。
中央でアクセントになっているのは「はくちょう座52番星」で、4等と9等の重星です。
上出来ではありません。また来年チャレンジします。
※下の図はURANOMETORIA2000.0(ウラノメトリア)星図の一部です
さて、今回の中村山山頂ドーム発 「最近の星の世界」、
いかがでしたでしょうか。以上、
尾鷲市立天文科学館 天体観測指導員、湯浅祥司でした。
湯浅さん、ありがとうございました!
網状星雲……なるほど
画像をみていると 投網の
開き切る瞬間のようにも
みえますが、「花嫁のベール」
との呼び名にも、どこか
趣がありますね……♪
では 来月も、どうぞよろしくおねがいしま~す♪
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それではまた 次回の 星の世界で!
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