
~ 尾鷲市立天文科学館より ~

ポン・ブルックス周期彗星 特別観望会
ポン・ブルックス周期彗星が接近しています。
太陽の周りを71.1年かけて巡る彗星で、月明かりのない4月初めに見頃を迎えます。
いま夕方7時過ぎに西の空低く見えています。
明るく輝いている木星の右下に見えています。
双眼鏡があると見える明るさですが、4月4日~7日まで天文館では特別観望会を開きます。
尾鷲市が誕生した70年前にも見えていたことから、市制70周年記念行事の一環として皆さんにこの彗星を撮影していただき、後日そのプリントをお渡しするイベントを開きます。
見える時間が短いので、撮影は10名までの予定ですが、後日観望会参加者にも一回り小さい写真をプレゼントします。

オリオン大星雲
冬の銀河に、花一輪。
カーネーション、バラ、チューリップ・椿。いろいろな花を想像できます。
撮影した次の日は、バレンタイン・ディ。
この直径10光年の花を、誰にプレゼントしましょうか。
(上=南 上下逆にしてあります)

展示写真刷新( 館内新展示の説明7 )
望遠鏡で月を眺める時、上弦の頃にはクレーターがたくさん見えます。
有名なクレーターを覚えておいて、見え方を比べるのも月面観察の楽しみの一つです。
直径10km以上の名前のつけられたクレーターは1395個。100km以上のものは199個あります。
そのほかに、海・山・山脈・谷・大洋・壁などの地形があります。
(写真の向きは、望遠鏡で見た方向・以下同じ)

クラヴィウス
ガリレオとも親交のあったドイツの天文学者クリストファー・クラヴィウスから。月面南部にあり、最も大きな壁平原の一つ。直径225km。アワビのように見える、という感想も。

ティコ
デンマークの天文学者・ティコ・ブラーエから。
満月頃によく見える有名なクレーター。直径85km。
1億800万年前にできた、若いクレーター。放射線状に伸びた白い光条は1500kmもたどることができる。

コペルニクス
16世紀初め、地動説を唱えた有名なポーランドの天文学者ニコラウス・コペルニクスから。直径93kmあり、整った形が美しい。
雨の海に伸びる光条が目につく。
周壁の高さは、内部平原から約3760mある。

虹の入り江
雨に海の北西部にある、美しい地形。雨の海の北西に広がる。
命名は17世紀イタリアの天文学者G・B・リッチョーリ。
1970年11月右上の白い岬に、月面車ルノホート1号が降りた。

~ 天文科学館からのご案内 ~
そのほか当館からのご案内といたしまして、夜間観望会のご案内や、各種のイベント予定などがございます。また、中村山公園ご利用の皆さまにおかれましては、開館時間中、当館トイレはいつでもご自由にお使いいただいております。金曜日~日曜日の開館時間内には、公園内の遊具設備とともに、どうぞお気軽にご活用くださいませ。
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