最近の星の世界(2018年2月)
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☆最近の星の世界から☆
最近の星の世界 2018.2月
皆既月食(1月31日深夜)
3年ぶりに皆既月食が見られました。当日天候が心配されましたが、好天にめぐまれ天文館では50人近い人が月食を楽しみました。館では特別夜間観望会を開催し、81cmの望遠鏡をはじめ大小6本の望遠鏡を解放し、思い思いのスタイルで観察してもらいました。
開館間際まで心配された天気も皆既の頃には好転し、眺めると共に自前のスマートフォンやデジタルカメラでたくさん写真を撮りました。赤い月が写ると、あちらこちらで歓声が上がりました。
今回は「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼ばれ、関心を集めました。
- スーパームーン
月までの距離が35万9000kmで、1月2日のスーパームーンより0.7%、距離にして2734km遠いだけでした。いつもは81cmでも全面が眺められる月(かろうじてですが)が、視野に収まらないというハプニングもありました。撮影で人気のあったのは、めったに使うことのない「8cmED」という小型の望遠鏡でした。 - ブルームーン
1ヶ月の間に2度の満月がある場合、2度目の満月のことをブルームーンといいます。2018年1月は2日と31日が満月で、皆既月食があった31日はブルームーンでした。
英語の慣用句で once in a blue moon という言葉がありますが、これは「ごく稀に」という意味を表します。1ヶ月に2度の満月はめったに起こらないことから、生まれた言葉です。 - ブラッドムーン
皆既月食は赤黒く見えるので、血の色に例えられます。 - 皆既の時間が長かった
3年前(2015.4.4.)の皆既月食は12分間でした。7年前(2011.12.10.)は52分間でした。それが今回は1時間17分も続きました。入館者の皆さんには15cmに取り付けられた記録用カメラを覗いてもらって、交代する前にレリーズを押してもらいました。写った画像を確かめながら、歓声が上がりました。
23時を過ぎた頃から雲が広がり、写真記録もとれなくなったので、閉館しました。 天気や現象が偶然いくつも重なり、思い出に残る皆既月食となりました。
なお、記録カメラで撮った月食の写真は、写りの良いものを選び、参加者の皆さんに写真をお送りする予定です。
※一つ目の写真の右下の「OWASE M.A.O.」とはOWASE municipal astronomical observatoryの略称で尾鷲市立天文館を意味します。 (「M.A.O.」 平成12年にキャンベラ天文台との調印式で使った呼称)
お問い合わせ
尾鷲市立天文科学館(※金曜・土曜・日曜のみ開館)
開館時間:9時30分~17時00分(金曜・土曜・日曜)/夜間【好天時のみ】19時00分~21時30分(金曜・土曜)
TEL:0597-23-0525 FAX:0597-23-0525 E-mail:tenmon2002@orion.ocn.ne.jp
開館時間:9時30分~17時00分(金曜・土曜・日曜)/夜間【好天時のみ】19時00分~21時30分(金曜・土曜)
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