最近の星の世界(2023年5月)
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~ 尾鷲市立天文科学館より ~
南十字星
いつかこの目で見てみたい、と思ってきた天体の一つに「南十字星」があります。
地元の船乗り達は見たことがある、といいますが、東紀州から見えないものか? 計算すると、標高1000m以上の、南が開けたところから南十字星の一番上のオレンジ色の星・γ(ガンマ)星がかろうじて見えることが分かりました。
高度が最も高くなる5月、まだ残雪のある大台ヶ原山へ通いました。ドライブウェイ入口附近の1000m地点から撮影したものの、失敗。鹿の群れにぐるっと囲まれて、怖い思いもしました。
2008年8月末、チャンスが巡ってきました。南緯8度のバリ島で見ることにしました。
望遠鏡を使って時間をかけ、きちんと写した南十字星が、これです。
尾鷲市出身の天体写真家・北村壽規さんがニュージーランドで写しました。撮影地クイーンズタウンは南緯45度にあります。
それぞれの星の色が、見事に写っています。
中央のベータ星のすぐ左にあるのは「宝石箱」といわれる、有名な散開星団です。オレンジ色や青色の星がぎっしり詰まっています。
その下には「石炭袋」(コールサック)という暗黒星雲が見えています。
(写真は北村さんのご厚意で掲載しました。)
※著作権が設定されてますので、無断転載はお断りします。
春の花
市役所入口にある、珍しい桜・御衣黄(ギョイコウ)も満開です。
(4月16日)
今年も庭のシャクナゲが、見事な花を付けました。
(4月18日)
尾鷲市立天文科学館天体観測指導員 湯浅祥司
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