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あしあと

    最近の星の世界(2023年5月)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:20591

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    ~ 尾鷲市立天文科学館より ~

    天文科学館総合案内リンク

    南十字星


     いつかこの目で見てみたい、と思ってきた天体の一つに「南十字星」があります。

     地元の船乗り達は見たことがある、といいますが、東紀州から見えないものか? 計算すると、標高1000m以上の、南が開けたところから南十字星の一番上のオレンジ色の星・γ(ガンマ)星がかろうじて見えることが分かりました。

     高度が最も高くなる5月、まだ残雪のある大台ヶ原山へ通いました。ドライブウェイ入口附近の1000m地点から撮影したものの、失敗。鹿の群れにぐるっと囲まれて、怖い思いもしました。 

     2008年8月末、チャンスが巡ってきました。南緯8度のバリ島で見ることにしました。


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     インド洋の上で、沈みかけている南十字星を 見つけました。小さくまとまった星座で、すぐに分かりました。(画面下部)
     すぐ上に「石炭袋」といわれる暗黒星雲も見えています。その上の2つの輝星は、太陽系に最も近い恒星の一つ・α(アルファ)ケンタウルス(上)で、4.4光年のところにあります。その周りを地球型惑星が回っていることで知られています。
    β(ベータ)ケンタウルス(下)も
    主星の廻りを巡る星があり、三重連星を構成しています。光度0.3等。距離は390光年で、北極星に近い数値です。

     南天の銀河は銀河系中心方向なので、その明るさに圧倒されます。

     

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     南十字附近を、拡大して写してみました。

     西の空に傾いているので、横倒しになってい ます。右のオレンジ色の星が、大台ケ原山で追 ったγ(ガンマ)星です。

     αケンタウルスは-0.3等で、全天で3番目に明るい一等星です。

     

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     望遠鏡を使って時間をかけ、きちんと写した南十字星が、これです。

     

     尾鷲市出身の天体写真家・北村壽規さんがニュージーランドで写しました。撮影地クイーンズタウンは南緯45度にあります。

     

     それぞれの星の色が、見事に写っています。


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    中央のベータ星のすぐ左にあるのは「宝石箱」といわれる、有名な散開星団です。オレンジ色や青色の星がぎっしり詰まっています。

     

    その下には「石炭袋」(コールサック)という暗黒星雲が見えています。

     

    (写真は北村さんのご厚意で掲載しました。)

    ※著作権が設定されてますので、無断転載はお断りします。


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    春の花

      

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     市役所入口にある、珍しい桜・御衣黄(ギョイコウ)も満開です。

     (4月16日)


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     今年も庭のシャクナゲが、見事な花を付けました。

     (4月18日)


      

     尾鷲市立天文科学館天体観測指導員 湯浅祥司

     


    ~ 天文科学館からのご案内 ~



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