最近の星の世界(2020年10月)
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~ 尾鷲市立天文科学館より ~
秋の入り……
夏の空だけではなく
当地では、
ほかにも別れの光景が
広がりつつあります……。
それでは中村山からの天体解説、湯浅さん、よろしくおねがいしま~す♪
めぐる季節
はい こんにちは。天文科学館の撮影および解説担当、天体観測指導員 湯浅祥司です。
では さっそく、今月もまいりましょう 「最近の星の世界」。
夏から秋に
コロナや天候不順で、観望会とタイミングが合いません。それでも星空は、いつもの姿を見せてくれています。では、頭上に輝いている「夏の大三角」を、もう一度ながめてみましょう。
写真では天の川が赤っぽく見えます。これは散光星雲といって赤外線で光っている、活発に活動している部分が多いからです。
南へ行くにつれ、背景の星数が増えてきます。銀河の中心・いて座が近くなるからです。
ブルームーン
この秋話題になったブルームーンには、3つの意味があります。
1.満月が青く見えること
2.年間13回ある満月は、季節ごとに平均3回見えます。そのなかで4回見えるときの3番目の満月
3.1ヶ月に2回見える満月の、うしろの方を指す。
2.は、理解がむずかしいですね。アメリカの農業用の暦と関係があるそうです。それをアメリカの天文雑誌が3のように誤って報道してしまったものが、現在広まっている説だそうです。
ブルームーンは天文学や気象学の用語ではないので、厳密な定義がありません。
25年間、ずっとガラケーを使ってきましたが、使えなくなるというのでこのたびスマートフォンに替えました。こちらはその最初の天体写真。画像処理ソフトで、すこしお化粧してあります。拡大すると満月の縁が、青く見えます。……これぞ ブルームーン!?
距離40.8万kmは、今年最遠の満月でした。
火力煙突
※先月分訂正:活動中のクレーンはタダノ:DEMAG(独) CC8800-1 SWSL仕様です。
~お知らせ~
本年12月14日(月)~12月28日(月)の間、尾鷲三田火力発電所の60年間を、A3写真×約40枚と中部電力からお借りした貴重なA4写真×約20枚で「ありがとうお疲れさま」写真展として、尾鷲市立中央公民館で開催展示する予定です。
お楽しみに!
さて、今月の中村山 山頂ドーム発 「最近の星の世界」、
いかがでしたでしょうか。以上、
尾鷲市立天文科学館 天体観測指導員、湯浅祥司でした。
湯浅さん、ありがとうございました!
煙突部分だけでなく、
尾鷲三田火力発電所の
作業模様、近くで見ると
ものすごい規模ですものね……。
いち度にあれだけのものが
なくなってしまうと、さすがに
さみしさをとおり越して、
おつかれさまでしたという
気持ちが、強くこみあげて
きてしまいます……。
「ありがとうお疲れさま」写真展、
たのしみにしています♪
次回もどうぞ よろしくおねがいしま~す!
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ではまた 次回の 星の世界で!
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