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あしあと

    最近の星の世界(2020年10月)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:17795

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    ~ 尾鷲市立天文科学館より ~



     
     
     秋の入り……
     夏の空だけではなく
     当地では、
     ほかにも別れの光景が
     広がりつつあります……。 



    それでは中村山からの天体解説、湯浅さん、よろしくおねがいしま~す♪



    めぐる季節



    はい こんにちは。天文科学館の撮影および解説担当、天体観測指導員 湯浅祥司です。

     

     

    では さっそく、今月もまいりましょう 「最近の星の世界」。



    夏から秋に


    コロナや天候不順で、観望会とタイミングが合いません。それでも星空は、いつもの姿を見せてくれています。では、頭上に輝いている「夏の大三角」を、もう一度ながめてみましょう。


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     夏の大三角形

    夏の星空散歩では、まず夏の大三角形を探します。ベガは明るいので、すぐ見つけることができます。天の川ははくちょう座のあたりからふたつに分かれて見えます。これは銀河系の暗黒帯が,光をさえきっているからです。

    (24mm F2.8)


    写真では天の川が赤っぽく見えます。これは散光星雲といって赤外線で光っている、活発に活動している部分が多いからです。


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     ベガ(こと座)

    小さな星座の主星です。21個の一等星のなかでうしかい座のアークツルスと肩を並べて、4番目の明るさです。

    (ε-180ED)

     

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     デネブ(はくちょう座)

    はくちょう座の足のあいだに位置します。明るさは1.3等星。21個のなかでは、19番目の明るさになります。

     

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     アルタイル(わし座)

    夏の大三角形では一番南にあり、0.8等星で,21個のなかでは12番目の明るさになります。


    南へ行くにつれ、背景の星数が増えてきます。銀河の中心・いて座が近くなるからです。



    ブルームーン


    この秋話題になったブルームーンには、3つの意味があります。

     

    1.満月が青く見えること

    2.年間13回ある満月は、季節ごとに平均3回見えます。そのなかで4回見えるときの3番目の満月

    3.1ヶ月に2回見える満月の、うしろの方を指す。


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     10月2日の満月(前夜は中秋の名月)


    2.は、理解がむずかしいですね。アメリカの農業用の暦と関係があるそうです。それをアメリカの天文雑誌が3のように誤って報道してしまったものが、現在広まっている説だそうです。

     

    ブルームーンは天文学や気象学の用語ではないので、厳密な定義がありません。


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     ブルームーン(10月31日の満月)


    25年間、ずっとガラケーを使ってきましたが、使えなくなるというのでこのたびスマートフォンに替えました。こちらはその最初の天体写真。画像処理ソフトで、すこしお化粧してあります。拡大すると満月の縁が、青く見えます。……これぞ ブルームーン!?

     

    距離40.8万kmは、今年最遠の満月でした。



    火力煙突

     

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    腕(ブーム)を目一杯伸ばした巨大クレーンが煙突を分解していきます。作業員と比較すると、1mほど浮かせたところでしょうか。

    右下、ちょうど飛行機が横切って行きました。

    (300mm ズーム)

     

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    少し右旋回して、ゆっくり煙突を降ろしていきます。

    (10月2日撮影)


    ※先月分訂正:活動中のクレーンはタダノ:DEMAG(独) CC8800-1 SWSL仕様です。

     

     

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    煙突の撮影をしていると、旅客機が下弦の月を横切っていきました。そういえば、頻繁に飛行機が飛んでいるのを見たのは、ひさし振りです。

    (10月12日撮影)


    ~お知らせ~


    本年12月14日(月)~12月28日(月)の間、尾鷲三田火力発電所の60年間を、A3写真×約40枚と中部電力からお借りした貴重なA4写真×約20枚で「ありがとうお疲れさま」写真展として、尾鷲市立中央公民館で開催展示する予定です。


    お楽しみに!

     

     


    さて、今月の中村山 山頂ドーム発 「最近の星の世界」、

     

    いかがでしたでしょうか。以上、

     

    尾鷲市立天文科学館 天体観測指導員、湯浅祥司でした。

     

     

     

     

    湯浅さん、ありがとうございました!

    煙突部分だけでなく、

    尾鷲三田火力発電所の

    作業模様、近くで見ると

    ものすごい規模ですものね……。

    いち度にあれだけのものが

    なくなってしまうと、さすがに

    さみしさをとおり越して、

    おつかれさまでしたという

    気持ちが、強くこみあげて

    きてしまいます……。

     

    「ありがとうお疲れさま」写真展、

    たのしみにしています♪

      

    次回もどうぞ よろしくおねがいしま~す!



    ~ 天文科学館からのご案内 ~




    天文科学館総合案内リンク


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     ではまた 次回の 星の世界で!

     



     

     

     

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