最近の星の世界(2022年3月)
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~ 尾鷲市立天文科学館より ~
2022/02/22 22:22:22.
2月22日の夜10時過ぎ、皆さんはどのように過ごしていましたか?
2が12個並ぶ、珍しい時刻がありました。
「2月22日」はまた来年やってきますが、このようにたくさん並ぶのは200年後になります。
知ってはいたけど、確かめられなかった人が多かったようです。直前まで「時計」を探していたところ、「ミリ秒時計」という場所がありました。精度は分かりませんが、千分の一秒まで表示されていたので、記念に撮影しておきました。2が13個も写っています。
天体撮影会
2月25日の観望会は、空がきれいだったので撮影会を行いました。4人の皆さんに代わる代わるシャッターを押してもらい、パソコンでトランプのように4枚重ねたのがこの写真です。
ピンクのカーネーションが写っているように見えます。
下には、青い葉っぱのようなものが見えています。
シリウスも、きれいに見えました。
すばる(M45)
月明かりのない2月末に、空のきれいな日があったので、すばるを写しました。
30秒露出したものを10枚重ねてあります。大きく伸ばしても、十分鑑賞できる写真ができました。
馬頭星雲
オリオン座の三つ星と大星雲の間に馬の首のシルエットのような星雲、「馬頭星雲」があります。淡いのでなかなか写りません。尾鷲の暗い空に助けられて、1分露出10枚を重ねて作成しました。真ん中上の明るい星は、オリオン座三つ星の左の星・アルニタク(ζ:ジータ)で、2等と4等の二重星です。
馬頭星雲の正体は、B33という暗黒星雲です。
尾鷲湾の浮島現象
温かい海面の上に冷たい空気があるとき、通過する光線が強く曲がることで起きる現象。冬の尾鷲湾でも時々見られます。(2月21日撮影)
尾鷲市立天文科学館天体観測指導員 湯浅祥司
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