最近の星の世界(2022年11月)
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~ 尾鷲市立天文科学館より ~
11月8日の皆既月食と惑星食
月食が始まった18時頃は雲が流れ、観望が心配されましたが、皆既月食が始まる頃から快晴になりました。
120名の皆さんが、めいめいに観望しあるいはスマホで撮影されて、月食を楽しまれました。
月に接近する天王星
皆既食が最も深い頃の月面。
下に天王星が接近しています。
天王星食(公式画像)
月に隠れる直前(潜入)と、出てきた直後(出現)のようす。
天王星独特の色が出ています。
失敗が多いので、普段は撮影に使わないカセグレン焦点使用。空が良かったので、天王星が丸く写りました。
(焦点距離=9600mm)
観望会が成功裏に終わって
今回の月食は、皆既時間が85分と長いのが特徴でした。
天気も良く、皆さんは皆既の月と天王星をしっかりと眺めることができました。
皆既が終わった後の、ドーム内で撮影。
半影月食が写っています。
双眼鏡を使って眺めたり、スマホでたくさん撮影してもらえました。
(片付け中)
皆既月食+惑星食の予報
1580年7月26日 土星 前回・442年前
2014年10月8日 天王星 シベリア北東部
2235年6月2日 天王星 南アメリカ
2344年7月26日 土星 次回・322年後
プリンターのある方は、是非プリントして残してください。次回見られるのは300年ほど先になりますから……
天王星が暗いため、ビデオでは撮れませんでした。高感度にしたカメラで露出0.5秒かけて、50コマ撮ったものから編集しました。
撮影データ:
81cmカセグレン焦点
f=9600mm 露出 0.5秒 ISO 6400 D810A
(公式画像)
尾鷲市立天文科学館天体観測指導員 湯浅祥司
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