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あしあと

    最近の星の世界(2018年4月)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:15756

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    ~ 尾鷲市立天文科学館より ~





     いよいよ 新緑の
     まぶしい季節に なりましたね!
     中村山の 木々や
     草花たちも いま、
     元気いっぱいですよ~!



    では 湯浅さん、今月も中村山からの天体解説、よろしくおねがいしま~す!



    4月は「おおぐま座」


    どうもこんにちは! 天文科学館の撮影および解説担当、天体観測指導員 湯浅祥司です。

    では 尾鷲市立天文科学館より、今月もまいりましょう。テーマは「おおぐま座」です。


    おおぐま座のひしゃくの先に位置する、M81銀河群が見えてきました。春の夜空は銀河がいっぱいで、81cm望遠鏡に天体専用のCCDカメラを取り付けて撮影すると、写っているのが何か判断に困るほどの数の銀河が姿を現します。

    3個以上数十個以下の銀河集団を銀河群といいます。比較的近い銀河群を近距離銀河群というのですが、なにぶん大宇宙の話。M81群までの距離は1200万光年もあります。大きな望遠鏡を向けると鮮やかに見えるかというと、目が慣れていないと何かありそうだなぁ位にしか見えません。ちなみに私たちの銀河系は、半径およそ300万光年の中に銀河18個で局部銀河群を構成しています。



    M81 おおぐま座銀河


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    およそ2500億個の星を含むおおぐま座にある渦巻き銀河。私たちの銀河系より少しだけ小さいとされるが、極方向から見ているため、いくつもの腕が見られます。また、回転が最初に確認された銀河として知られています。


    光度:7.9等
    距離:1200万光年
    見かけの大きさ:27’×14’
    赤経:09h55.5m
    赤緯:+69°03’ (2000.0)


    M82 おおぐま座銀河


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    今から6億年前、M81銀河が丸鋸のように回転しながらM82に接近遭遇するという大事件が起こりました。およそ1億年かかってニアミスし、二つの銀河が離れてから5億年経ったのが現在の姿です。 M82の真ん中が赤いのはその後遺症で、星間ガスが短時間で大量にできたためスターバースト銀河といわれています。中心部には中型のブラックホールがあると考えられています。


    光度:9.3等
    距離:1200万光年
    見かけの大きさ:11’×5’
    赤経:09h55.9m
    赤緯:+69°40’  (2000.0)




    ……中村山の山頂ドーム発、今月の「最近の星の世界」、

    いかがでしたでしょうか。以上、

    尾鷲市立天文科学館 天体観測指導員、湯浅祥司でした。




    湯浅さん、ありがとうございました!

    来月もまた、よろしくおねがいしますね~♪


    ~ 天文科学館からのご案内 ~




    そのほか 当館からのご案内といたしまして「夜間観望会の予定」などがございます。また、中村山公園ご利用の皆さまには、開館時間中、当館トイレはいつでもご自由にお使いいただいております。金曜日~日曜日の開館時間内には、公園内の遊具設備とともに、どうぞお気軽にご活用くださいませ。




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    ではまた次回、2018年5月の 星の世界で!




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