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あしあと

    最近の星の世界(2025年4月)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:22683

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    ~ 尾鷲市立天文科学館より ~

    天文科学館総合案内リンク

    腕試し オリオン星雲


    冬期みごとな姿を楽しませてくれたオリオン大星雲も今シーズンはそろそろおしまいです。


    オリオン大星雲

      

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    81cm望遠鏡に冷却カメラを取り付けて写してみました。
    星雲を輝かせているトラベジュームのあたりです。

    よく見ると緑色の星雲が見えています。
    オリオン星雲は主に水素の出す近赤外の赤い色と、酸素の緑色(OⅢ線)で光っています。私達には近赤外は見えないため、全体がうっすらと緑色に見えるともいわれています。

      

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    30秒露出の画像を10枚重ねてみました。
    雰囲気は出てきたものの、まだまだの出来です。

      

    オリオン座の馬頭星雲附近

     

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    星をより小さく、淡い星雲をより鮮明に、と写します。

    昨年と同じような画像が得られました。
    もう少しクリアーにするにはどうすれば良いか……

    また来シーズン挑戦です。

      

    天体カメラについて


    この欄で使用しているカメラ受光部(かつてのフィルムに相当)を覗いてみましょう。


    一眼レフ

     

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    一眼レフカメラの受光部です。
    35.9mm×24.0mmのC-MOSの上に7360×4912個の素子が並んでいます。3615万画素です。
    直前の保護フィルターは、赤外線を通します。

    ※ファイバースコープの照明が8個あるので、見かけない模様ができました。

     

    天体用冷却カメラ

     

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    冷却C-MOSカメラの受光部です。
    23.5mm×15.7mmのC-MOSの上に6248×4176個の素子が並んでいます。2600万画素です。
    受光部裏には冷却素子がついており、ノイズ除去のため-20℃くらいに冷やして使用します。

      

    天体観察の基礎


    年度の初めに、天体観察の基礎を説明します。


    望遠鏡とプリズム

     

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    望遠鏡で観察すると、「上下が逆」になります。

    天体では余り気になりませんが、地上の景色を見るとすぐ分かります。

    ※通常、天体観察はこの状態で見ていただきます。

    望遠鏡+接眼レンズ


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    天頂プリズム

     

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    天体が真上にくると見にくいので、天頂プリズムを使うことがあります。
    「上下・左右がいつもの逆」になります。

    星ではあまり気になりませんが、「月面撮影では注意」が必要です。

    ※高度のある天体では、稀に天頂プリズムを使います。(M13、アルビレオなど)
    ※ときどき20cm望遠鏡で使うことがあります。

    天頂プリズム+接眼レンズ


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    正立プリズム

      

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    高度のある天体が見やすくなります。
    「肉眼で見るときと同じ」見え方になります。

    内部で何回も反射するため、少し暗くなります。

    ※めったに使いません。
    ※20cm望遠鏡で使うことがあります。

    正立プリズム(45°型)+接眼レンズ

     

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    熊野酸性岩

     

    先月、私達の住む尾鷲は古代カルデラの中にあると説明しました。

    発表されている資料をご紹介します。(地名は加筆)

     

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    ピンク色部分が熊野酸性岩です。
    古代、大きな地殻変動があったことが想像されます。

    私達はその中に住んでいることになります。

      


     尾鷲市立天文科学館天体観測指導員 湯浅祥司

     


    ~ 天文科学館からのご案内 ~



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