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あしあと

    最近の星の世界(2025年10月)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
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    ~ 尾鷲市立天文科学館より ~

    天文科学館総合案内リンク

    スワン彗星・レモン彗星 特別観望会 10月24日~28日

      

    今年9月に発見されたスワン彗星(C/2025 R2)が、中秋名月の晩天文館から確認できました。

    10月中頃から1月に発見されたレモン彗星(C/2025 A2)も明け方の空から夕方の空に姿を現します。


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    スワン彗星:左(暗い) レモン彗星:右 同時に写せそうな二個の彗星(赤枠広角12mm)

     

    同時に二つの彗星が肉眼でも見られることは珍しく、天文館では10月24日から28日まで特別観望会を開催します。ただ、彗星は二つとも肉眼で簡単に見えるほど明るくないので、天文館では口径15cmの大型双眼鏡を準備してお待ちします。スマホで写るかもしれませんので、撮影の応援をします。なお彗星はすぐ沈んでしまいますので、18時00分から観望会を始めます。


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    夏の大三角

     

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    7月になると、東天に明るい3つの星が見えてきます。はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルです。一番明るいベガはシリウスに次ぐ明るい恒星として知られており、七夕伝説の織り姫さんでもあります。

    この3つの星をつないでできる三角形を、「夏の三角」とよび,星座を見つける目安にします。

    大三角に囲まれた天の川は明るく、まんなかに黒い暗黒星雲が見られます。

     

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    天体写真では星座がわかりにくいので、写真と同じ範囲の星図を作りました。

    はくちょう座は大きな星座で,十文字が分かりやすい配列です。
    南半球に住む人は、「北十字」と呼んで、あこがれの星座だそうです。

    ・見頃……………9月下旬(20時南中)
    ・明るい恒星数…一等星1個・二等星2個・三等星3個
    ・面積……………804平方度

    StellaImage

      

    フラムスチード天球図譜 はくちょう座

     

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    ギリシア神話では,大神ゼウスがスパルタ王ティンダレウスの王妃レーダのもとへ通ったときの姿と伝えられています。やがて二つの卵を産み、一つからはカストルとポルックスの双子が、もう一つからはトロヤ戦争のもととなった美姫ヘレーネがかえったといいます。

      

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    最初の写真で、中央左上の少し赤くなった部分を赤外線がよく通るフィルターをかけて写すと、おや? という光景が見えてきます。
    この辺りは、銀河の中でも活発な活動をしている領域です。

     

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    左上をもう少し拡大すると、赤い星雲が見えてきます。北アメリカ大陸のように見えることから、「北アメリカ星雲」と呼ばれています。
    メキシコ湾に浮き出ているのは、その形から「ペリカン星雲」と呼ばれています。

     

    網状星雲

     

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    白鳥の左羽根のまんなか辺りにきれいな網状星雲があります。

    恒星が爆発した残骸なので、徐々に広がっていきます。

    水素と酸素の出す光で写すとこのように写ります。

     

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    酸素の出す光で写すと緑色に写ります。
    いろいろな光を出す恒星は大きな変化なく写りますが、網状星雲のような散光星雲は、限られた光で輝いているので、写り方が大きく変わります。

     

    はくちょう座には61番星という有名な連星があります。1942年、目に見えない伴星が発見されました。天文学者達は恒星の周りを回る星=惑星がある、と論文を書きました。古い天文ファンの私たちも、宇宙人がいるかもしれない、というその説に釘付けになりました。しかし当時の観測技術では確定は難しかったのでした。

    2024年6月現在、約5900個の太陽系外惑星系が発見されています。もちろん銀河系内の数です。近い将来私たちがコンタクトできる「宇宙人」はこの中に住んでいるのかもしれません。

      


     尾鷲市立天文科学館天体観測指導員 湯浅祥司

     


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