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あしあと

    最近の星の世界(2013年7月)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:9752

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    ☆最近の画像から☆

    回る地球の画像


     “ 働き者の織女と牽牛は結婚すると仕事をなまけるようになり、それに怒った織女の父である天帝は、二人を天の川の東西に分けて
       しまいました。しかし悲しみに暮れる娘の様子に天帝は、年に一度、七夕の夜にだけ二人が会うことを許しました・・・ ”

     七夕物語などで夜空に注目が集まる7月7日は、例年、梅雨の末期であることが多く、曇り空にササ飾りということもしばしば。七夕の夜が晴れる確率は、実は約25%ほどしかありません。しかし、今年は晴れました。「これは写しておかなくては!」と思って撮影したのが下の写真です。七夕の夜の星空を見られなかった皆さんも、少しですが星物語の夜をお楽しみください。

     七夕の舞台



        上 織女星(こと座「ベガ」)
        下 牽牛星(わし座「アルタイル」)
        織女星と牽牛星の間の雲のようなものが「天の川」

        なお、左のはくちょう座「デネブ」と、織女星「ベガ」、牽牛星「アルタ
        イル」を結んだものが、有名な「夏の大三角形」です。

        7月7日撮影 24mm F2.8
        (画像クリックで拡大)

     織女星付近



        織女星とその付近の星は、大気環境の状態を調査することに用いら
        れます。

        右図の丸印をつないだ三角形内を双眼鏡で観察し、見えた星の数や
        その等級などによって大気の状態が判断されます。

        7月7日撮影 180mm F2.8
        (画像クリックで拡大)

     はくちょう座デネブ付近




        星を写す特殊カメラ(シュミットカメラ。重さ約300㎏)で撮影したベガ
        付近の画像です。赤外線を感じる特殊フィルムを、水素超増感という
        処理をして、あずき色のフィルターを通して撮ってあります。

        右の明るい星がベガ、中央左上の星雲が「北アメリカ星雲」で、中央
        の星雲は「ペリカン星雲」です。

        (画像クリックで拡大)




        北アメリカ星雲


        形が北アメリカ大陸に似ているため、そう呼ばれます。

        (画像クリックで拡大)




        ペリカン星雲


        よく見ると、目とくちばしがあります。

        (画像クリックで拡大)

     

    ☆ISON(アイソン)彗星がやって来ます☆


     2012年9月21日に2人のロシア人によって発見された「アイソン彗星」が、年末に太陽に接近して明るくなり、肉眼でも見える可能性があります。

     10月中旬ごろから明け方の空に見え、11月29日(金)には太陽に最接近して彗星の向きが90度変わります。そして年末ごろには、夕方の空でも見ることができるようになるため、多くの人が見ることができるかもしれません。

     天文館からの見え方は下図のとおりですので、ぜひ参考としてください。 (画像クリックで拡大) 

     

    お問い合わせ

    尾鷲市立天文科学館(※金曜・土曜・日曜のみ開館)
      開館時間:9時30分~17時00分(金曜・土曜・日曜)/夜間【好天時のみ】19時00分~21時30分(金曜・土曜)
      TEL:0597-23-0525 FAX:0597-23-0525 E-mail:tenmon2002@orion.ocn.ne.jp