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あしあと

    最近の星の世界(2014年2月)

    • [公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:10662

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    ☆最近の星の世界から☆

    回る地球の画像


     節分も立春もあっという間に過ぎ去り、2月となりました。
     尾鷲の街は今、ヤーヤ祭り一色で賑わっています。そして星の世界にも、変化が出てきました。

     太陽の活動が今ひとつ盛り上がらず、黒点も少ないので、天文科学館来館者の皆様には感動が少なかった近年でした。それが今年に入って大型の黒点が次々出現し、観測者からは嬉しい悲鳴が聞こえてきます!

    大型の黒点



        1月2日、太陽東縁に出現した、複雑な形状の黒点群。
        当初54個の暗部を数えました。
        久しぶりに肉眼でも見えた黒点となりました。(佐野)

        ※画像クリックで拡大



        2014.1.4.11:40 15cmFCT(絞り+減光フィルター)コンパクトデジカメ
        (撮影:天文館 上野)




        太陽西縁に近づく黒点群。
        少し淡くなりましたが、立派な黒点です。

        ※画像クリックで拡大




        2014.1.10.10:30 以下同じ

    M82に出現した超新星(SN2014J)



        北斗七星の柄杓のすぐ前に、「M81」と「M82」という系外星雲があります。
        1200万光年も離れたM82の中に、今年1月21日、突如として超新星が出現しました。

        ロンドン大学の学生さんが実習中に天候が悪くなり、予定を変更して天体CCDカメラを向けた天体
        の中に見慣れぬ光があった、というものです。

        今回の超新星爆発は、地球くらいの大きさで質量が太陽と同じほどある白色矮星(わいせい)が
       核爆発したものといわれています。炭素を含み高圧であることから内部に巨大ダイヤモンドがある、
       という夢一杯の研究もあるそうです。

        撮影は1月31日21時01分、天文科学館の81cm主焦点・30秒露出で行いました。この時期が一番
        明るくなるという予想があったためです。
        測定誤差がありそうですが、6回測って11.1等星となりました。

        1200万年前の超新星の光。
        これでも近年5本の指に入る近さ!だそうです。

                                                                               写真と文:湯浅祥司

    お問い合わせ

    尾鷲市立天文科学館(※金曜・土曜・日曜のみ開館)
      開館時間:9時30分~17時00分(金曜・土曜・日曜)/夜間【好天時のみ】19時00分~21時30分(金曜・土曜)
      TEL:0597-23-0525 FAX:0597-23-0525 E-mail:tenmon2002@orion.ocn.ne.jp