☆最近の星の世界から☆
最近の星の世界
2016.10.30.
30年ほど星空案内をしてきて、最近自然志向というか星空をゆっくり眺めてみようというお客さんが増えてきたことを実感します。星空はいつもそこにありますし、東紀州ではお金で買えない素敵な星空を満喫することができます。
今月は天候が悪く、星の写真は思うようにとれませんでしたが、日程を延期しながら天候回復を待ち実施した観望会の様子をご紹介します。
夜間観望会(矢浜小学校)
10月12日に行われた矢浜小学校の観望会です。
まず2階で月の勉強をして、ドームに向かいます。夜の事業なので、父兄の皆様にも参加していただいたのが新しい試みです。
今までは送り迎えだけの参加でしたが、今回は一緒に参加していただきました。
3階のドームでは、観察の仕方や注意すること、今から見る天体の説明を聞きました。
みんな元気いっぱい興味を持って見てくれました。
「はまち座」の皆さん
29日には県職・元県職有志の皆さん16名が観望しました。当夜は晴れ。やがて快晴になり7つの天体をじっくり見ていただきました。
対象;火星・ベガ・アルビレオ・こと座環状星雲・ガーネットスター・アンドロメダ大星雲・すばるの7つでした。
同時に玉城町の天文愛好家9名と市民3名も参加しました。
ふろく 偏光顕微鏡による画像
天体写真ではさまざまな手法で星の本質を追究しようとします。その中で光の特性を利用した偏光写真というものもあります。
天体写真ではありませんが、同じ原理で、ある方向に振れる成分だけ見えるようにしたのが偏光顕微鏡写真です。
さて、これはなんでしょう?
答え;ナイロンの荷造りひも!
(オリンパスPOS偏光顕微鏡)
顕微鏡が出たので、もう一つ。
これはなんでしょう?
答え;ダイヤモンド!
舗装や水道の太いパイプを切断するとき使うダイヤモンドカッターの刃です。粒は細かいのですが、正真正銘のダイヤモンドです。工業用なので、黄緑色をしています。
工事跡には粉になったダイヤモンドがゴロゴロしているかも?
故・七見憲一氏の折り紙
30日、市体育文化会館で開かれていた市民文化展で七見さんの折り紙作品を拝見してきました。氏は天文にも造詣が深く、ウサギの作品が多かったのも印象的でした。
元社会教育課長をされていたので、思いもひとしおです。