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最近の星の世界(2015年5月)

[2016年3月3日]

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☆最近の星の世界から☆

回る地球の画像

 天候不順ですが、西の空がにぎやかです。

 5月初旬、水星をしばらく眺めることができました。太陽に近いため、すぐ見えなくなってしまいます。年間でチャンスは一度だけ。開館日の頃曇っていると、来年の楽しみとなります。
  水星の上には明るくなった金星が輝いています。少し前よりスマートになったような気がします。内惑星の金星は月のように満ち欠けし、さらに見かけの大きさが変わります。7月初旬にかけて、大きくなり三日月のように見えてきます。

※内惑星とは地球より内側の惑星のことをいい、水星と金星がそれにあたります。

最近の星の世界から

水星

水星

■水星
 低空の水星は、大気の影響を受けて、いつもゆらゆら動いているように見えます。
 この四角い枠は、満月が入る大きさにしてあります。水星は思っているより大きく見えていることが分かります。

金星

金星

■金星
 金星は「一番星」と言われるくらい、明るい天体です。
 6月7日には太陽から最も離れ(東方最大離角)光度-4.3等で輝きます。最も明るいのは七夕の頃で光度-4.5等になります。見かけの大きさもこの2倍ほどになります。
 UFOと間違えられるのも、この頃です。

※離角とは地球の中心から見た太陽と内惑星(ここでは金星)がなす角度のことをいい、東方最大離角とは、離角が地球から見て東側で結ばれ、その大きさが最大となるときをいいます。

木星とガリレオ衛星

 さらに東には木星が見えており、その際興味深い現象を撮影しました。
 木星の4つのガリレオ衛星は木星の前を横切ったり、後ろを通過したりします。

 ※ガリレオ衛星は、ガリレオ・ガリレイによって発見された木星における大きな4つの衛星をいいます。
   木星に近い順から、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという名前がつけられています。

ガリレオ衛星その1

■イオ
 ここでは一番内側を回っているイオ(1)の動きに注目します。
 木星の左に見えていたイオが20分ほどで木星と重なっていきます。(このケースでは前面通過)
 イオの方が本体より明るいみたいで、しばらく点として見えていました。

ガリレオ衛星その2

しし座銀河群

しし座銀河群

■しし座銀河群 
 しし座のおなかの辺りには、M95、M96、M105と3つのメシエ天体が集まっています。

 ところが、2600万光年から3800万光年もある遠い天体なので、カメラを覗いても見えません!
当然ピントも合いません。写真判定しながらの撮影となります。

しし座銀河群を構成するM(メシエ)天体

M105

■M105
 M105は、ほとんど見ることのない天体の一つで、銀河系のような星の集まりです。
 中心には太陽の5000倍の質量のブラックホールが潜んでいるといわれています。
 また、下にあるNGC3384とNGC3389も銀河です。
距離:2800万光年
光度:9.2等

※NGC3384とNGC3389のNGCは、New General Catalogueの略で、1888年ウィリアム・ハーシェルと息子のジョン・ハーシェルが、7840個の星団、星雲、銀河を紹介した発表したカタログ内の番号によります。

M95

■M95
 今回紹介する3つの銀河の中で一番西にあり、直径は約8万光年の長さです。銀河系よりやや小振りであり、しし座銀河群を構成する棒渦巻銀河です。
距離:3800万光年
光度:9.7等

※銀河とは、数多くの星や星雲、星間ガスからなる天体です。棒渦巻銀河は、中心部が棒状の構造をした渦巻構造を持った銀河で、その形態から名づけられています。

M96

■M96
 M96は、3つの銀河の真ん中にあり、その銀河の直径は約9万光年です。渦巻銀河であり質量は太陽の1600億倍と言われています。
距離:2650万光年
光度:9.2等

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