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あしあと

    最近の星の世界(2017年3月)

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    ☆最近の星の世界から☆

    最近の星の世界 2017.3月

    地球儀

    メシエ(M)天体

     150年前、フランスの彗星捜索家、シャルル・メシエが発表したメシエカタログ。小型望遠鏡で見られる主な天体が110個含まれますので、わかりやすく身近なカタログとして知られています。

     一晩で全ての天体を観望するメシエマラソンというイベントも行われており、愛好家には人気があります。

     天文科学館では入館者の皆さんの参加で画像を撮っております。月明かりがなく、空の条件がよい開館日に限られますので、眼視のように一晩でというわけにはいきませんが、一部をご紹介します。なお、いままでも断片的に撮ってきましたが、カメラを統一して撮り直しています。写り方(感色性)を同じにするためです。

      ※ なお、各画像の数字はメシエ(M)天体番号であり、カッコ内の数字は画像の撮影番号です。

    M79 うさぎ座の球状星団

    M79 うさぎ座の球状星団

     オリオン座の下(南)にある、目立たない星座・うさぎ座。その足元にある直径4分に満たない小さな天体。
     光度7.9等で、大きめの望遠鏡で見たい。南に向かう星列が印象的。
     距離はおよそ5万光年であり、直径は110光年。オリオン大星雲の5倍以上もある。

    ※南に低いので、条件の良い空必要。     
     赤経: 05時 24.2分
     赤緯:-24度 31分

    M78 オリオン座の散光星雲

    M78 オリオン座の散光星雲

     オリオン座のベルト部分にあたる小三つ星のすぐ左(東)にあり、薄雲の中に2つの星が輝いているように見えます。肉眼では楕円形のマユの中に星が二つ入っているように見えます。
     光度は8.3等星、距離は1600光年。見かけの大きさ8分×6分
     ※日本では「ウルトラマンの星」として知られています。
      赤経: 05時 46.7分
      赤緯: 00度 04分

    M78 オリオン座の散光星雲(画像処理版)

     強い画像処理をすると、複雑な雲のようなものが見えてきます。まわりにもたくさんの星間物質があるのがわかります。
     オリオン座全体を覆うバーナード・ループの一部で、やがて星が生まれる現場の一つと考えられます。

    お問い合わせ

    尾鷲市立天文科学館(※金曜・土曜・日曜のみ開館)
      開館時間:9時30分~17時00分(金曜・土曜・日曜)/夜間【好天時のみ】19時00分~21時30分(金曜・土曜)
      TEL:0597-23-0525 FAX:0597-23-0525 E-mail:tenmon2002@orion.ocn.ne.jp