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最近の星の世界(2018年12月)

[2018年12月24日]

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~ 尾鷲市立天文科学館より ~





   夜空は 気まぐれ……
   だからこそ
   しずかな魅力に
   あふれているのかも
   しれません





それでは今回も 中村山からの天体解説、湯浅さん、よろしくおねがいしま~す!




今年の 冬の お客さま




はい こんにちは。天文科学館の撮影および解説担当、天体観測指導員 湯浅祥司です。

 

 

 

では さっそく、今月もまいりましょう 「最近の星の世界」。





ウィルタネン彗星



いま、ウィルタネン彗星(Wirtanen ワータネン彗星)が夜空を通過中です。

 

1948年に発見されたこの彗星は太陽と木星とを巡る軌道を通っており、「木星族周期彗星」と呼ばれています。2018年現在、12月16日に地球に大接近すると騒がれてはおりますが、なにぶん宇宙のこと。最接近といえど地球との距離は約1170km、地球~月までの距離に換算して、約30倍にあたります。周期彗星としては現在、343個もの星々が登録されており、有名なハレー彗星が、そのNo.1となります。余談ではありますが、秦の始皇帝も見たとの記録さえも残っているこのハレー彗星、つぎに地上から見ることのできる機会は、約43年後と言われています。




久しぶりの明るい彗星と期待されていたのですが、月光や天候などの状況がかんばしくなく、大接近時のさなかでさえ、くっきりとした尾を見ることはかないませんでした。ですが、当天文館でも81cm大望遠鏡をはじめ通常サイズの望遠鏡や15cm大型双眼鏡などで来館者の方々にもおりをみて観察していただき、彗星独特の、緑っぽい姿を目にすることはできました。画像、彗星の尾がかすかに上の方に出ており、人工衛星の光跡もふたつ、確認できます。




こちらでは、右から左へと動いている彗星の様子がわかります(約20分間距離)。残念だったのは、ちょうど最接近に向かうにしたがって彗星の近くで上弦の月が輝きを増すという次第となり、期待値ほどは、その全貌を確認できなかったことです。ですが、地球との近さから見かけの動きもことのほか速めで、写真を撮っているあいだにも、天空を移動する姿がおのずとよくわかるほどでした。




恒星 リゲル




オリオン座のリゲルが昇ってきました。星空好きにとっては、冬が来た、と実感する瞬間です。それにたがわず、「冬のダイヤモンド」を形成する星のひとつで、アラビア語の「足」が、名前の由来となっています。




M42 オリオン大星雲とその付近




オリオン大星雲の上方(北側)にはNGC1977という青い散光星雲があります。ひっくり返して見るとバラやカーネーションの葉っぱのようにも映る姿をしているのですが、こうして見ていると、イヌやネコなどの小動物が吠えているようにも見えてくるから不思議です。中央下、オリオン大星雲の中腹あたりから打ち出されているように見える光跡は静止衛星です。このあたりは天の赤道でたくさんの気象衛星などが打ち上げられており、こちらの特等席にいたっては、すでに人工衛星で飽和状態となっています。






さて、今月の中村山 山頂ドーム発 「最近の星の世界」、

 

いかがでしたでしょうか。以上、

 

尾鷲市立天文科学館 天体観測指導員、湯浅祥司でした。





 

湯浅さん、ありがとうございました!

 

来月も よろしくおねがいしま~す♪



~ 天文科学館からのご案内 ~





そのほか 当館からのご案内といたしまして、夜間観望会のご案内や各種のイベント予定などがございます。また、中村山公園ご利用の皆さまにおかれましては、開館時間中、当館トイレはいつでもご自由にお使いいただいております。金曜日~日曜日の開館時間内には、公園内の遊具設備とともに、どうぞお気軽にご活用くださいませ。


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 ではまた 次回の 星の世界で!

 



 

 

 

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