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最近の星の世界(2013年4月)

[2016年2月9日]

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 ☆ 最近の画像から ☆

パンスターズ彗星

 「明るい彗星が見える」と前評判の高かったパンスターズ彗星(C/2011 L4)。撮りこぼしては天文館の恥・・・とばかりに、天気の良い夕方はスタンバイして待ちました。

 予想していた通り、黄砂シーズンの西空低く通過していく彗星を追うのはスリリングでした。
 夕焼けの残る空(天文薄明中)で淡い彗星を追うのは、日常生活でいえば「食い合わせ」に近いでしょうか?・・・明るいうちは見えず、見えたらすぐ稜線に沈んでしまう。

 具体的にいいましょう。前夜天文シミュレーションソフトで尾鷲の稜線を描画し、1分ごとの彗星位置を計算します。81cm望遠鏡の表示器の誤差も考慮します。それでGO!なのですが、当夜薄雲がかかっているかどうかは、現場に行かないとわかりません。今回困難だったのは、見えている時間帯の空の明るさでした。空が明るいと彗星が埋もれてしまって写りません。ましてや低空に雲があると当然写りません。悪いことに、彗星にアクシデントの多い3月11日頃は高度が低く、天文館からは見えませんでした。それで、最初は古里・水地で撮影しました。ようやく自慢の81cmで撮れたのは、21日になってからでした。

 パンスターズ彗星 3月11日



  最初に成功したのがこれ。

  でも、どこに写っているか分かりますか?



  標準レンズでの撮影
  (目で見た感じに近い)
  古里・水地にて



  上画像、中央部V字型の稜線の拡大






  ※ 朝日新聞 3.13 掲載

 3月12日


  
  3月12日の像。
  双眼鏡で確認するも、なかなか分からず。
  φ80mm中型双眼鏡でようやく確認。
  前日の写真と同時刻の画像。



  前日の小さな姿から、中望遠レンズに変更
  水地にて



  上の部分拡大画像です。

  雲がなければ、今回最高の姿が見えた時期です。




  ※ 紀勢新聞 3.14 掲載

 3月14日



  ベストと思われた13日は雨。
  次の14日に、その面影を追います。

  中央に見えています。
  中望遠レンズでもこれくらいの大きさです。

  今回のベストショットでしょうか。



  14日像を部分拡大しました。

  左に曲がったダストテールが見えています。



  更に画像処理してみると、太陽方向に伸びるアンチテールと、
  オーロラと同じイオンテールらしいものが見えてきました。

  両方とも、ごくわずかですが。

 3月16日




  稜線の関係から、この夜初めて中村山の天文館で撮像しました。


  ・・・ところが、撮像直後すぐ稜線が迫ります。

 3月21日






          3月21日、ようやく自慢の81cm望遠鏡で捕らえました!



          さすが巨大彗星です! 

 

 

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